山口 貴香さん
九州国際大学付属高等学校 教員
久留米市出身。行橋市、宗像市、福岡市、と県内を転々と移り住み、その間に結婚。北九州は6年目。生徒を愛し、物理を愛して教員歴は18年。アヴァンティ働く女性研究所の4期運営メンバーでもあり、夜のミーティングには子連れで参加。ちゃきちゃき元気な肝っ玉母さん。
仕事が好きなら「なんとかなる」! 頼ることを恥ずかしがらないで。

小学校の時から「先生」になりたいという夢があったという山口さん。
「高校時代に教わった物理の先生が大好きで、その先生の下で教育実習したい! という不純(?)な動機から高校物理教諭に就任しました」。中学生の同級生だった今の夫と結婚するときも、仕事を辞めるという選択肢はまったくなく、思えば必然的に「自分に仕事を続けさせてくれる人」が夫選びの条件になっていた。
「夫はおそらく主夫といっても過言でないくらい、育児に関しては本当に協力してくれています。平日が休みの時は、子どもを病院に連れていってくれたり、私が仕事を家に持ち帰っている時には、夕飯後に別の部屋で子どもたちの面倒を見てくれたり…感謝しています」。
仕事が大好き。長男が喘息で1歳から小学校に入るまで入退院を繰り返し、1年のうち半年以上を病院で生活していた大変な時期もあったが、「好きならば、仕事も子育てもなんとかなるものです」という。
「そのためには人に頼るのを恥ずかしがらないこと。自分の気持ちを大事にして取り組めば、周りも協力してくれます。時には衝突することがあっても、 ”話すことは解決へ近づく“ と職場の人に教えてもらいました。いっぱい職場でも家庭でも話をして下さいね! 大丈夫! やれますとも。私がやれたんだから!」と力強いエールを贈ってくれた。

子育てポイント これだけは手放せないアイテム!「ブロックメモ帳」

出社したらすぐに、今日やるべきことを書き出して優先順位をつけます。この作業は家庭でも同じ。家にもブロックメモ帳がどーんと置いてあり、帰ってきたらそのメモにやることを子ども・私・買い物にわけて書き出すことから始めます。
働くママへの一問一答!
Q 子育てで大切にしていることはある?
A 「子育ては量より質!」少ない時間ではありますが、顔を見て話すようにしています。あとは適度に放置していますね。自分で責任もってやらせる時間を作っています。
Q 同じ働く母としてお手本にしている人は?
A 義理の母です。自営業ですが、朝早くから休みなく仕事をされ、でも家事もこなし、さらには私たちのことも見守るスタンスで「いざ」という時に助けてくださる。一番見習いたいのは、「余裕」です。
Q 夫との関係で大切にしていることは?
A 一番言い合える友達でいること。同級生ということもあってか、馬鹿やるときも一緒になって馬鹿をやってくれるので、吐き出すことで状況をわかってもらえることが大切なんじゃないかと思います。