キャリアカウンセラーに聞く!
働き方シフトチェンジの処方箋
キャリアカウンセラー・西田明紀さんに自分らしい働き方を叶えるためのヒントを聞きました。
主体的に働き方を考えるためのポイント満載です。
人生には「7つの役割」がある。自分オリジナルのキャリアレインボーを描こう。
人の一生には7つの役割がある、という考え方があります。「ライフキャリア・レインボー※」といって、「子ども」「学ぶ人」「余暇を楽しむ人」「市民」「働く人」「配偶者」「親」という役割があり、どの役割にどれだけ注力するかは、年代やライフイベントによって、様々ですし、一人の一生のなかでも大きく変わります。今は、社会人になれば「働く人」の割合が大きすぎて、それ以外の役割を担う余地がないのが現状です。でも、「働く」役割だけに偏りすぎては、それ以外の役割で得られる経験やスキル、可能性を狭めてしまいます。
働き方に悩んだときは、「仕事」だけをみるのではなく、「自分はどう生きたいか?」「人生でどんな役割を果たしていきたいか?」と、ライフキャリア・レインボーを意識して考えてみましょう。様々な役割を経験するほど、社会のなかでの自分の居場所や時間、人とのつながりが増えていき、いろんな考え方や価値観に触れるきっかけが増えます。担う役割が多いほど、人生はもっと彩り豊か。自分の意識と行動次第で、自分が楽しく幸せな人生を描くことができますよ。
※アメリカの教育学者ドナルド・E・スーパー が発表したキャリア理論
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