こんにちは、読者のリルです。
これから時々コラムを書かせていただきます。
今回は先日行った「モネ展」のレポートです。
19世紀半ばのこと、フランス北西部の町、ル・アーブルに風刺画で有名な少年がいました。授業中ノートにたくさん練習して、腕を磨いたそうです。少年はその風刺画を売って、小遣いを稼いでいたとか。 ある時、町の絵描きのおじさんが、少年に「油絵を描いてみないか」と言ったそうです。”油絵”、その新たな世界を知った少年はパリへと向かいます。それが「睡蓮」で有名な画家、クロード・モネの画家としての始まりでした。
今回、福岡市立美術館で行われた「モネ展」では、画家モネの少年時代から晩年までの作品が集められていました。たくさんの旅をし、また庭を愛したモネの目を通して見てきた風景、その一瞬の輝きを今に見せてくれています。 一方で、妻、子の絵、友人がモネを描いた絵などの展示からは、モネが愛すべき家族、たくさんの友人、心強い支援者など大切な人との関係があったことが分かり、モネの人生が窺えました。
モネは生前に成功した画家であり、86歳で没する晩年まで描きつづけた人です。どうしてそんなすごいことができたのだろう?という素朴なギモンに対する答えのヒントを見つけることができた「モネ展」でした。またの機会があればぜひ観に行かれてみてくださいね。
読者ライター リル