コラム

上司がしつこく食事にさそってきたりして困っています。

上司が私の恋愛経験を聞いたり、食事に誘ったりするのですが…。
正直なところ、しつこくて困っています。

原田 直子 先生
九州大学卒。福岡綜合法律事務所(現あおぞら法律事務所)を経て、1989年に辻本弁護士とともに現事務所を創立。趣味は草取りとパソコンのパズルゲーム。最近は、家族と自分の将来に関心がある。

 

性的な関心や欲求によって相手を不快にさせ、
働く環境を悪くしたり、働き続けられなくする言動を
セクシュアル・ハラスメントといいます。

職場で上下関係にある人からの働き掛けは、断りにくいですね。
性的な関心や欲求によって相手を不快にさせ、働く環境を悪くしたり、働き続けられなくする言動をセクシュアル・ハラスメントといいます。男のくせにとか女のくせにといった性差別を背景にした言動も同様です。

職場では、男性も女性も個人として尊重され、差別されずに働く権利があります。女性だからといって若さや容姿が問題にされたり、上司の性的興味の対象にされるのは許されません。
法律では、雇用主にセクシュアル・ハラスメントのない職場環境を整備する義務があり、相談窓口を作ることが求められています。会社内の窓口に不安がある場合は、弁護士や労働局均等室などに相談しましょう。その時には、具体的にどのような言動があったのかを尋ねられますから、いつ、どこで、どういうことがあった。その場には誰がいたというようなメモや録音をとっておくとよいでしょう。

 

女性協同法律事務所
福岡市中央区天神2-14-8 福岡天神センタービル4階
TEL 092-751-8222
http://www.josei-kyodo.jp/

「女性による女性のための法律事務所・女性の権利のための法律センター」を目標に、1989年に事務所を設立。現在では11名の女性弁護士が在籍している。相談者は圧倒的に女性。離婚事件が多く、相続などを含めると約6割が家事事件。つづいて破産・負債整理、セクシュアル・ハラスメントを含む労働事件、少年事件・刑事事件、性暴力や医療過誤、交通事故や学校事故などの損害賠償請求事件、通常の契約をめぐる事件など。法人のメリットをいかし、長期間にわたって「お一人様の老後」の世話をする成年後見の業務にも携わる。

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