Q.クレジットカードで買い物をすることが多いです。
最近CMやWEBなどでリボ払いを勧めていますがリボ払いにした方が
良いのでしょうか? (43歳 女性 会社員)
A. リボ払いにするのは危険です。
リボ払いとは、買った金額にかかわらず、毎月一定額のお金を返していく方法です。
リボルビング払いという支払い方法で、「リボ払い」と呼ばれています。
メリットとして、毎月の支出が一定なので家計の管理がしやすいなどがあげられます。
CMなどではこのメリットをアピールしているものが多いですね。
ただしデメリットも大きいのです。
月々の返済額は少なくてすみますが
支払いを終えていない残金は、借金として残ります。
その残りの借金には利息が加算されていき金利も12~18%とかなり高めです。
10万円の買い物をして年利15%のリボ払いで毎月1万円ずつ支払うと
11回払いで総支払額は約10万7500円になります。
一括払いだと10万円で済む支払いが7千円以上多く支払わなければなりません。
7500円くらい多く払ってもいいよ~と思うかたもいらっしゃるかもしれません。
でもこの7500円分、年0.03%の金利で1年間でお金を増やそう(利息をつけよう)と思うなら
なんと3125万円を預けないとそれだけの利息はつかないんです。
お金を使うのは簡単!お財布にヤギがいるのか?
と思うくらい
お金はかんたんに減っていきます。
お金を増やすのは知識も時間も必要になってきます。
リボ払いのデメリットは高額な利息を支払い続ける可能性があること、
支払い終了月がわからないなどがあります。
リボ払いは
カードで買い物をするときに「リボ払いで」とそのつど指定することもありますが
すべての買い物をリボ払いに設定したり
引き落としの残高が足りない時にあとからリボ払いに変更することもできます。
最近はリボ払いを勧める広告を多く目にしますね。
便利なように見えても、高額の利息を支払い続けることにつながることもあります。
基本はいつもニコニコ現金払いか、カードの一括払いにすることをおすすめします。
どうしても一度に支払えない場合は分割払いをしましょうね。