北九州市が『相棒』『MOZU』『図書館戦争』などのロケ地になっているのをご存知だろうか? 北九州のイメージアップを図るため、平成元年から全国に先駆けて映画やドラマの誘致に取り組んできた。この原動力である北九州フィルム・コミッション(KFC)を中心に、不可能とされるロケを可能とする街として、エッジのきいた個性を発揮している。昨年は生活天国No.1! と人気都市にもランキングされ、マスコミの注目を集めた北九州。この街と人々のポテンシャルが今、スゴい!
TVドラマ『相棒』シリーズの劇場版第4弾『相棒-劇場版IV-』の撮影が昨年7月、北九州市小倉北区の小文字通りで行われた。主演の水谷豊さんと反町隆史さんはロケ協力に感謝して、市長らを表敬訪問している。
岡田准一さん、榮倉奈々さんらが出演した『図書館戦争』のロケ風景。主なロケ地となった『北九州市立中央図書館』は、独創的なデザインで全国の図書館から選ばれた。
1. 小倉井筒屋前を6日間に及ぶ通行規制をして行った『MOZU』のロケ。市内33箇所で実施。
2. 『グッバイエレジー』の主人公で映画監督役を務める大杉漣さん。
3. 北九州市でオールロケが行われた『グッバイエレジー』は、小倉・門司港など昭和レトロな街並みが印象的。
ロケ地としての魅力に満ちた北九州という街の力
「北九州市」と聞いて、パワフルな工業地帯をイメージする人は多いかもしれないが、明治・大正時代の建築物や戦後から続く市場、近代的な都市景観、対照的にのどかな田園風景や雄大な自然など多彩な表情を有するのがこの街の魅力。これらすべてが30分圏内に凝縮されているという独自性が製作者の心をつかんでいるのだ。さらにKFCを中心にしたリーダーシップが、このポテンシャルを120%活かす機動力になっている。例えば、水谷豊さん・反町隆史さん主演の『相棒-劇場版IV-』での繁華街のメイン道路を全面封鎖してのパレードシーン、西島秀俊さん主演ドラマ『MOZU』Season1での街中での爆発シーンなど多くの難しいロケを成功させた。不可能なロケを可能にするガッツは、業界内外の関係者を驚嘆させている。
ロケを祭りにする北九州の人力&地力
ロケのために大通りを封鎖することも珍しくない。市民の協力あってこその成功でもある。ドラマ『MOZU』Season1に参加したエキストラやボランティアは延べ2千人。昨年7月に行われた『相棒-劇場版IV-』には1日で3千人が集った。俳優の水谷豊さんはエキストラを前に「皆さんはチーム相棒です」と感謝したそうだ。しかし、この街のガッツと一体感は即席のものではない。北九州はもともと郷土愛や相互扶助精神の強い土地柄。この ”地力 “こそ「映画の街 北九州」を育む母体。「ロケは祭り」とKFCスタッフが言っていたが、撮影が入ると伝統の祭りに負けない熱気で街は ”ハレの日 “と化す。北九州へは博多から新幹線で15分。ロケ現場を巡る聖地巡りなどいかがだろう。
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「相棒」水谷豊さんよりのエール
最初台本を読んだ時にこんなことできるだろうか?と思いましたが、北九州はまさに救いの神! 日本一だと噂に聞いていたが、ここまで映画文化を愛し、協力して歓迎してくれるとは想像以上でした。北九州はすでにチーム相棒です。サンキュー!!
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北九州のロケの窓口「フィルム・コミッション」への一つの依頼から始まる物語。多くの市民がエキストラなどで協力するも、撮影は監督の“思いつき”から大混乱に。コメディーだけど、心温まるストーリー。NHK北九州放送局が初めて手掛ける地域ドラマだ。