インタビュー

仲西 淳さん/九州のバスケットボール界を牽引し、子どもたちのロールモデルへ。

仲西 淳(なかにし じゅん)さん
『ライジング福岡』キャプテン
1982年、東京生まれ。小学校3年生でバスケットボールに出合う。中学卒業後、バスケットボールの本場アメリカへ単身留学。レドンドユニオン高校、サンタモニカ大学で活躍。2005年に帰国後、東京アパッチ、ライジング福岡、大阪エヴェッサを経て、2010年から『ライジング福岡』に移籍。現在キャプテンとしてチームを牽引する。

仲西さんへ3つの質問

1. この仕事に向いている人は?
努力を苦と思わない人。

2. あなたのバイブルは?
イチロー選手の名言集は、同じスポーツ選手として心に残る言葉が多いです。特に、「僕はナンバーワンになりたい。オンリーワンになりたいとか甘いこと言っているヤツが大嫌いなんで」という言葉が好きですね。

3. あなたのメンターは?
マイケルジョーダン氏です。中学校2年生のころにはじめて会って以来、これまでに5回ほど会う機会がありましたが、高度な技術はもちろん、一つひとつの言葉に重みがあります。バスケットボールの人気を世界に広めた影響力はとてもすごく、とても“バスケットボール選手”のカテゴリーで納まらない存在。まさに生きるレジェンドです。

九州のバスケットボール界を牽引し、
子どもたちのロールモデルへ。

「キュッキュッ」と、体育館にはバスケットシューズの音が鳴り響き、次々とパスを回すボールのスピードと、全力でぶつかっていくその迫力に圧倒された。 2007年、日本プロバスケットボールリーグのbjリーグに参入した『ライジング福岡』。福岡で野球、サッカーに次ぐプロスポーツ団として誕生以来、注目を集め、20 ~ 40代の女性ファンも多い。今回、そんな『ライジング福岡』のキャプテン、仲西淳選手に話を聞いた。10月13日には「bjリーグ2012‐2013」の初戦を控え、取材に訪れた9月末は、まさに追い込みの時期。チーム練習に力を入れているところだった。

15歳でバスケットボールの本場アメリカへ
仲西選手は、小学校3年生でバスケットボールに出合い、中学卒業後、バスケットボールの本場アメリカへ単身留学。「バスケットを始めたころから、絶対にアメリカでプレイすると決めていました」と、幼いころからの志の高さが伺える。レドンドユニオン高校、サンタモニカ大学で、本物のバスケットボールに触れ活躍後、日本に帰ってきて実感したのは、日本のバスケットボール界の遅れ。「ただプレイのレベルが遅れているだけはなく、バスケットボールを続ける環境、コーチング、トレーニング方法などすべてにおいて、アメリカに30、40年遅れていると感じています」と仲西選手。「アメリカでは、バスケットボールが文化としてあり、マイケルジョーダン氏をはじめとし、ファッションや生き方など選手が大きな影響を与える存在なんです。だから日本でも、選手としてだけでなく、生き方やビジネスとしても社会に影響を与え、バスケットボール界に火をつけたいですね」。

子どもたちがプロを目指せる環境づくり
実は福岡のバスケットボール人口は全国でも多く、小学生のミニバスケットボールチーム数は400チームと全国でもダントツの1位(出典:日本バスケット協会)。しかし、大学以降の活躍の場はさらに狭まるため、プロの道を目指す人が少ないのが現状だ。「福岡は全国でもバスケットボール人口が多いので、地域の子どもたちのロールモデルとなり、プロを目指せるような環境づくりを行っていきたいと思っています。そして、一般の人たちにもバスケットボールにもっと親しんでほしいですね」。そのような想いもあり、『ライジング福岡』ではオフ期間にバスケットボール教室を開催。九州各地の小・中・高校生の指導を行っている。
そんな九州のバスケットボール界を牽引する『ライジング福岡』。今季大会への意気込みを訪ねると「自分たちがいるのは勝負の世界。もちろんファイナルで優勝を目指します。頂点をとるためにバスケットをしていますから」と語る、仲西選手の力強い眼差しが印象的だった。

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