仕事を続けるということは人間関係を築いていくということ
再就職先として最初に勤務していた総合病院の受付の仕事は
一年で退職しました。
当初は、そんなに早く辞めるつもりは全くなく長く続けたいな
と思っていました。
でも、実際に仕事をしてみると
予想をしていなかったことがいろいろ起こってきます。
パートを始めた頃は、一人で担っていた子育てと家事に忙しく
夫の帰りも遅く、同居という環境でいい嫁になろうと食事作りを
頑張りすぎていたこともあって気持ちに余裕がありませんでした。
職場の先輩といっても、課の上司以外は全員年下の女性でした。
しかも皆さん、医療事務の資格を持っていて、私だけ持たないパートの新人。
前職は、新入社員を指導するインストラクラーとして仕事をしていたので
全く逆の立場。いろんなことを教えてくれるのですが、
ちょっと厳しく指導されると、素直な気持ちで聞き入れられずに
悔しい気持ちになっている自分がいました。
きっと過去の自分を引きずりリセットできず、変なプライドが邪魔をしていたのです。
これでは、人間関係はうまくいくはずがありません。
結果的に、自分から孤立するような状況を作ってしまいました。
入職後の3ヶ月間、毎日提出していた新人ノートで応援してくださっていた理事長先生に
退職の報告とお礼を言えなかったことが、今でも後悔の気持ちとして残っています。
仕事自体は楽しかったのですが、職場でのコミュニケーションがうまく取れなかったことが
退職した一番の理由でした。
「相手は自分を映す鏡」を職場の中では、実践できていなかったのです。
その頃の自分を振り返ってみると反省することがたくさん浮かんできます。
仕事を楽しく続けていくためには、年齢や過去の自分に捉われず
謙虚な気持ちで積極的にコミュニケーションを図り
職場の人間関係を築いていくことはとても大切なことだと学んだ1年間でした。
さぁ気を取り直して、次の仕事探しをしなきゃ!と
またハローワークに通う日々が始まります。
次の転職で決まった仕事は、これも初めての「営業事務」でした。。
動きながら未来を選択する
子育てしながら、どんな仕事だったら自分にできるのかな?
どんな仕事だったら自分に向いているのかな?
その答えがはっきりとわかっている方は多くはないと思います。
私もそうでした。ず〜っと自分探しをしてきました。
33歳で再就職活動を始め、気付いたら転職回数が9回。
その間、面接で不合格だったり、応募書類が不採用通知とともに
送り返されてきたり、失敗は数知れずありました。
今だから言えるのかもしれませんが、それは失敗ではなく経験。
その経験を経て、50歳を前にして、やっと未来の目標や方向性が見えてきた感じです。
それでもいつも悩みはつきません。
モヤモヤと悩みながらも動いていると、次に選択するときがやってくるのです。
新しいことにチャレンジしながら、いろんなことを知り、いろんな方と出会い
どんどん未来が変化してきたのです。
★Tomo’s photo ★
前回ご紹介した御船山楽園「かみさまがすまう 森のアート展」以外にも
武雄のあかり展というイベントも開催中。
大楠と神社のライトアップを見逃してしまったので
少し涼しくなってから、また行きたいなと思っています。
前回までのコラムはこちらから↓
小さな一歩が未来をつくる