コラム

はじめに

スキルス性胃がん・・・
ある日突然に突きつけられた「命の期限」

人はいつか必ず 「死ぬ」
しかし、それは誰にとっても現実味のない 真実 だ。
普段はそんな 真実 気にもしていない。
私もその中の一人だった。しかし突然命の最後の扉を開く時を示されてしまった。

約30年間の会社人生活。色んなことにチャレンジしてきたし、チャレンジさせてくれた。

とっても充実していて、ただ、前に前に進むことばかり考えていた様に思う。

・・・今思えばだけど・・・

でも、前に進む期限が切れることを知らされた瞬間から、今までの価値観なんてぶっ飛んでしまった。
現実を受け止められず、自分の感情とは別の次元でどんどん時間が進んでいって、心が止まっていた気がする。

呆然という言葉で表現するには少し足りない「虚無」って感じのほうが近いかな。

それから大変な闘病生活が始まったけど、幸いにも医師が告げた命の期限の2~3ヶ月を乗り越え、
医師も驚くほどの回復ぶりで、最後の扉を開ける時間が少し延びた。

そこで、この大切な時間を「価値ある人生を生きるために」使いたいと思っていたところに、
アヴァンティのブログのお話をいただき、久しぶりに社会との繋がりを持つ一歩を提供して貰ってとても感謝しています。

今や2人に1人は「がん」にかかり、3人に1人は「がん」で亡くなっていると言われています。
でも、何故かみんな「自分だけはがんにならない」と変な確信みたいなものを持っているんじゃないかなぁ?

働く女性を30年やってきて、そして突然寿命を突きつけられた私の今までの経験を伝えることで、
一人でもいい、何か感じてもらえたら嬉しいなと思っています。

これから少しずつ書いていきますので宜しくお願いします。

☆いっこ☆

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アヴァンティ編集部
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