働き方改革やWLBが意外に進んでいる福岡の実態
在宅勤務は、したことがある人も、会社に制度がある人も、ともに3割弱。ワーク・ライフ・バランスは平均でワーク6.05:ライフ3.95――アヴァンティ働く女性研究所の調査で、働き方改革やWLBが意外に進んでいる福岡の実態が分かった。在宅勤務は7割がしたいと答え、したことがない人の理由は8割が「会社に制度がないから」。制度が整えば、働き方はさらに多様化しそうだ。
政府の働き方改革でも、在宅勤務は残業を減らす手段として注目される。政府は7月24日を「テレワーク・デイ」と定め、職場以外の場所で働くリモートワークを推奨。制度を作る大企業も出てきた。
今回の調査で、在宅勤務を「したことがある」は27%。頻度を聞くと、少な目の「月に1回以下」が29%だった一方、週に1回以上、在宅勤務をしている人は計6割以上に上った。特に「在宅が基本」の人も13%おり、会社に行かずに働くのが当たり前の人も目立った。
制度があれば在宅勤務を「したい」人は72%。想定場面は①子供の病気44%、②半日休の前後43%、③自分の病気41%がトップ3だ。JALが採用した「ワーケーション」(旅行先で勤務日にする在宅勤務。家族と休暇を合わせやすくなる)を29%が挙げた一方、「夫の転勤」は14%に過ぎなかった。

アヴァンティ働く女性研究所の登録者約2000人にSNS等で呼びかけ、回答を得た。回答期間は8月21日~31日。有効回答数88。回答者は「20〜24歳」から「65〜69歳」までで、最多は「35〜39歳」。