
クリスマスは年に一度の特別なイベント・・・ですが、オランダにはクリスマスが2回あるなんて、ご存じでしたか?
『シンタクラース祭』
シンタクラースは、クリスマスと同じく、「聖ニコラス」の伝説が起源といわれ、オランダ語にすると「シンタクラース」となるそうです。シンタクラースは赤いマントに身を包み、十字架の帽子、白くて長いひげ。サンタに似ていますね。11月下旬になるとスペインから「ズワルトビート」と呼ばれる大勢の従者を伴い蒸気船に乗ってオランダにやってきたと信じられています。白馬アメリコに乗って12月5日の夜に子どもたちにプレゼントを配ります。

さて、12月5日の夜、シンタクラースからのプレゼントが欲しい子どもたちは、自分の靴の側に馬のためのニンジンと水を置き、シンタクラースを称える歌を歌って寝ます。しかし・・・シンタクロースの持っている本には子どもたちがその年にやったことがちゃんと書かれていて、良い子にはプレゼントを、悪い子はお仕置きをされるのです。
毎年11月にはアムステルダムなどでシンタクラース到着のパレードが行われます。たくさんのプレゼントを積んだ大きな船がアムステルダムの運河を渡ってきます。待ち構えた子どもたちに従者「ズワルトビート」がクッキーやジンジャーブレッドなどのお菓子を投げ渡し、シンタクラースは白馬に乗って市内をパレードします。この行列は30万の人々によって迎えられ、約4トンものお菓子が607人の従者によって配られるそうです。
ちなみに・・・シンタクラースとサンタクロースからのプレゼントはどちらかしか貰えない約束になっているそうです。オランダだけでなく、ベルギーやフランスの一部でもシンタクラースを祝う風習があります。
世界の様々なクリスマス。海外旅行の楽しみの一つにもつながりそうですね。
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