4人の振付家が1人のダンサーを通して描き出す「運命」の世界 。
(C)bozzo
6年目を迎えるDDW(ダンスダイブウィーク)、 2018 年の目玉となる劇場公演は、 森下真樹「ベートヴェン交響曲第5番『運命』全楽章を踊る」。
約200年間、世界中で愛され続けるベートヴェン交響曲第5番「運命」。 不朽の名作を全楽章通しで、新しく聴きなおす機会としても、楽章ごとに貌を変える森下真樹さんの魅力を再発見する/出会う機会としても、ダンスファン・音楽ファンどちらにも新たな刺激をもたらす公演になりそう。
ぜひ多くの方にご覧頂きたい作品です!
森下真樹「ベートーヴェン交響曲第5番『運命』全楽章を踊る」
(C)bozzo
舞台上に存在するのは、 ただ一人、ダンサー・ 森下真樹。
2016/2017年には、北九州芸術劇場と到津の森公園のコラボレーション企画「どこをどうぶつる」で北九州の観客の心をわしづかみにしました。
振付を担うのは、恋ダンスの振付からリオ五輪閉会式の五旗引き継ぎ芸術パートまでを手がけ最注目の MIKIKO、俳優・ダンサーとして圧倒的な表現力を持って活躍する 森山未來、北九州市立美術館での個展も控える写真家・石川直樹、舞踏 ・コンテポラリーダンス・オイリュトミーなどジャンルに囚われることなく独自のクリエイティブな活動を続ける笠井叡 と、いずれも時代を牽引する輝ける才能たち。
誰の心にも強烈な印象を放つクラシックの名曲「運命」に、4人の振付家と1人のダンサーが挑みます。
彼らが描き出す、これまでにない「運命」の姿とは――。
第一楽章:MIKIKO
曲から感じる強烈な力と抑揚を、真樹さん自身の人生ストーリに乗せられたらと思っています
――MIKIKO(演出振付家)
ダンスカパニー「ELEVENPLAY」主宰。 Perfume、BABYMETALの振付・ライブ演出をはじめ、様々な MV ・CM・舞台などの振付を行う。メディアアートシーンでも国内外評価が高く、新しいテクノロジーをエンタテイメントに昇華させる技術を持つ演出家として、ジャンルを超えた様々なクリエータとのコラボレションを行っている。
第二楽章:森山未來

僕が妄想する「森下真樹」像を彼女自身デフォルメして、さらに楽曲がアンプリファイ(拡大)するという、面白ことが起っている。
――森山未來(俳優・ダンサー)
1984年8月20日生まれ。兵庫県出身。映画、舞台、TVドラマ等、さまざなフィールドでキャリアを積む。 2013年秋より文化庁交流使として 1年間イスラエルに滞在、インバル・ピント&アヴシャロム・ポラック ダンスカンパニーを拠点にヨーロッパ諸国にて活動。近年ではダンスパフォーマンス作品にも積極的に参加しており、演劇、ダンスなどのカテゴライズに縛られない活躍をみせている。
第三楽章:石川直樹
本当の体験をしないと意味がない。運命を背負うわけなんだから。
――石川直樹(写真家)
1977年東京生まれ。写真家。東京芸術大学院美研究科 博士後期課程修了。人類学、民俗学などの領域に関心を持ち、辺境から都市まであゆる場所を旅しながら作品を発表し続けている。
『 NEW DIMENSION 』(赤々舎)、『 POLAR』(リトルモア)により、日本写真協会新人賞、講談社出版文化賞。著書に、開高健ノンフィクション賞を受賞した『最後の冒険家』 (集英社)ほか多数。ヒマラヤの8000m峰に焦点をあてた写真集シリーズを5冊連続刊行。
第四楽章:笠井叡
ただ明るいままでは終わらない。昇りつめるような明るさの先には、神々の悦びや苦悶があるような気がする。
――笠井叡(舞踏家・振付)
1960年代に若くして土方巽、大野一雄と親交を深め、東京を中心に数多のソロ舞踏公演年代に若くして数多のソロ舞踏公演を行う。70年代天使館を主宰し、多くの舞踏家を育成。1979~85年ドイツ留学。ルドルフ・シュタイナーの人智学、オイリュトミーを研究。帰国後、15年間舞踊界から遠ざるも「セラフィータ」にて舞台復帰、数多くの作品を国内外で発表。代表作「花粉革命」でのワールドツアーのほか、ベルリン、ローマ、ニューヨークでも作品を制作。近年はアジェ・フランス国立振付センターで公演及び作品指導やイタリアツアー、世田谷パブックシアターで作品を発表。

ダンス 森下真樹
幼少期に転勤族に育ち、転校先の友達作りで開発した遊びがダンスのルーツ。2003年ソロ活動を開始、以降10 か国 30 都市以上でソロ作品を上演。近年は様々な分野のアーティストと積極的にコラボレーションを行う。2013年には現代美術家 束芋との作品『錆からでた実』を発表。第8回日本ダンスフォーラム賞を受賞。2016年には若手ダンサーと実験的な場を求め、新カンパニー「森下スタンド」を発足。100人100様をモットーに幅広い世代へ向けたワークショップや作品づくりも盛んに行う。周囲を一気に巻き込み独特な「間」からる予測不可能、奇想天外ワールドが特徴。
(Text協力_北九州芸術劇場)
9/22(土)・23(日・祝)北九州芸術劇場にて上演!
日程
2018年9月22日(土)14:00開演
2018年9月23日(日・祝)14:00開演
*開場は開演の30分前
*両日とも終演後にアフタートークあり[登壇:森下真樹、石川直樹]
会場
北九州芸術劇場 小劇場
(北九州市小倉北区室町1-1-1 リバーウォーク北九州 6F)
出演
森下真樹
振付
第一楽章:MIKIKO(演出振付家)
第二楽章:森山未來(俳優・ダンサー)
第三楽章: 石川直樹(写真家)
第四楽章:笠井叡(舞踏家・振付)
チケット(好評発売中)
一般3,000円、ユース(24歳以下)1,500円
高校生〔的〕チケット1,000円(高校生限定・枚数限定・劇場窓口前売のみ)
*全席自由 *未就学児入場不可(託児あり) *当前共通
プレイガイド
北九州芸術劇場(プレイガイド/オンライン/TEL:093-562-8435)
チケットぴあ 0570-02-9999 [Pコード: 487-200]
ローソンチケット 0570-084-008 [Lコード: 81719]
公演問合せ先 北九州芸術劇場 ☎ 093-562-2655