中国の古都・洛陽。
洛陽で最も有名な観光スポットといえば「龍門石窟」。
次に行ってみたいところということで、
「白馬寺」を選びました。
白馬寺の地図
白馬寺は中国最古の寺。
約2000年の歴史を持っています。
歴史の流れで荒廃したこともあり、現在の建物の多くは明清時代に再建したもの。
ただ、そのなかにも斉雲塔院は1175年に再建されたもの。
約850年前の建物で洛陽で最古の建造物です。
行ってきましたので、ご紹介!
白馬寺の概要
白馬寺は『中国第一古刹』と看板がありましたが、中国最古の寺です。
中国仏教のスタート地点です。
約2000年の歴史があります。
ただ、現存する建築の多くは明清代に再建されたもの。
仏教弾圧の時代もありましたので。
位置的には河南省洛陽市街から東へ12キロほど。
かつての都のころの洛陽中心部はこちらがまさに中心地だったようです。
『魏書』によると明帝が夢を見たそうです。
「空を飛び金色に輝く人の夢」
それは仏陀じゃないか、みたいな話になりまして。
それで西域(インドのほう)に使者を派遣しました。
途中でインドの高僧が2人、仏教の布教活動に中国に来ているのに出会いまして。
それでインドの高僧2人が白馬に経典、仏像を積んでいまして、仏教を伝来したというのが由来になっています。
山門にある白馬の像
そのインドの高僧は迦葉摩騰(かしょうまとう)と竺法蘭(じくほうらん)という方々です。彼らはその後、白馬寺にて経典の翻訳作業に従事しました。
北斗神拳の誕生の地:白馬寺
それでこの「白馬寺」ですが、実は北斗神拳の誕生の地です。
まあ、北斗の拳がフィクションですから、どうなのかはわかりませんけれども。
とにかく、漫画のほうにも名前がたびたび出ているとのことで、ファンの方には喜ばれる話かと思います。
白馬寺への行き方
今回は時間がタイトだったので、滴滴出行を使いました。
便利です。
>>【滴滴出行(didi・ディディ)】中国語できない日本人におすすめの移動手段。
白馬寺の見所
ちなみに白馬寺の入場料は35元(約580円)。
ミャンマー、タイ、インドの仏教寺院を再現していたりと、観光地・テーマパーク化が進む。
かつての白馬寺は荒廃し、うらぶれた古い寺という感じ。
開発して、てこ入れして、観光スポットにするような努力・資本が必要なのかと感じます。
白馬寺の山門
白馬寺として、一番の写真スポット「山門」。
そばには、白馬の像があります。
白馬寺のなかにあるお寺・殿
近年、再興されたと思うので、基本的には再建されたものと思います。
中国人観光客の方々もそこそこいらっしゃってました。
斉雲塔
斉雲塔も再建されたものですが、1175年のもので古い。
洛陽市で最も古い現存する建物だそうです。
24mの高さ。
大雁塔と似たようなスタイルですね。
こちらが古いので、こちらの「斉雲塔」を参照されて大雁塔が建ったのでしょう。
ミャンマー、タイ、インドの仏教寺院テーマパーク
歴史とか文化というよりも、遊園地・娯楽施設的な要素を入れてくるのが中国スタイル。
中国人の方は一日かけて、一ヵ所を充実して楽しむみたいなスタイルが多いのでは?と色々行って思いました。
弘法大師・空海も訪れたことのある由緒正しきお寺(中国最古ですから)
かの弘法大師・空海も訪れたことがあるみたいです。
それは中国最古の寺ですから。
中国仏教における重要地点です。
空海さんの銅像。
中日友好30?周年記念の像みたいです。
遣唐使の一員として、このお寺には1000年以上前に訪問されました。
そう考えると、同じ日本人が1000年前に来ていたんだなーという感慨が。