日本遺産に認定!「日本磁器のふるさと 肥前」
先月号に引き続き、2016年4月に日本遺産に認定された佐賀・長崎の「肥前やきもの圏」をご紹介!
今回は佐賀県の嬉野・有田・伊万里の3カ所をめぐり、秋旅にもとっておきな魅力を発見してきました。
10月号と11月号を片手に、ぜひ「肥前やきもの圏」へ旅してみて!
嬉 野
濃紺と白点で生み出すモダンデザインの肥前吉田焼
愛らしいドット柄が印象的な肥前吉田焼。呉須(ごす)と呼ばれる釉薬を塗った後に白抜きをして作りだされており、手にとってみるとその技術の高さを感じることができる。2010年には、「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」も受賞。400年近くも前から続く肥前吉田焼はデザイン性でも現代にも通じている。
会館内ではやきものの購入ができ、ドット柄以外の肥前吉田焼もずらり。
手びねりと絵付けの体験も可能。オリジナルの作品を作ることができる。
肥前吉田焼窯元会館
佐賀県嬉野市 嬉野町吉田丁4525-1
嬉野の街歩き
224porcelain
カフェとギャラリーと併設され、カフェでは吉田焼の器で嬉野茶を楽しめる。
有 田
江戸時代から愛され続ける九州やきものの代表格、有田焼
高い知名度を誇る有田焼は「白い黄金」とも呼ばれ、1650年代末から数百万個の単位でヨーロッパへ輸出された。特に色絵が美しい柿右衛門様式と金襴手様式はヨーロッパ貴族のお気に入りの品だったとか。九州陶磁文化館では、ヨーロッパから里帰りした有田焼を見ることができ、ズラリと並べられた様はまさに圧巻。
30分毎にからくりが動く「有田焼からくり時計」もかなりの迫力。
(佐賀県立九州陶磁文化館所蔵)
佐賀県立九州陶磁文化館
佐賀県西松浦郡有田町戸杓乙3100-1
有田町内4カ所で楽しめる、有田焼の器に盛られた「有田焼五膳」の食事もぜひ。
有田の街歩き
トンバイ塀
耐火レンガ(トンバイ)の廃材などを赤土で固めた塀は、裏通りで見ることが可能。
有田内山エリア
重要伝統的建造物群保存地区となっている町並みをのんびりと散策するのも楽しい。
伊万里
山奥に隠された秘境の地で美しさを極めた伊万里焼
江戸時代に鍋島藩の御用窯として栄えた大川内山エリア。優秀な陶工が集められ、当時はやきもの技術や情報の流出を防ぐために、人の出入りの制限する関所などが置かれていたそう。濃淡に工夫を凝らした藍・赤・黄・緑で描かれる伝統的な「色鍋島」等が特徴の伊万里焼は、街並み散策をしながら探すのがおすすめ。
叩いた音色でやきものを選別した技を再現した「めおとしの塔」。
伊万里焼の江戸期と現代の作品両方を一度に鑑賞することができる。
伊万里・有田焼伝統産業会館
佐賀県伊万里市大川内町丙221-2
伊万里の街歩き
鍋島藩窯橋
欄干を彩るのは、伊万里焼の陶片。大川内山エリアへ鮮やかに導いている。
\インスタグラマーもやきものの里をめぐってきました!/
4人のインスタグラマーもやきものの里へフォトトリップ。 “インスタ映え”のとっておき写真をご紹介!
dnmk98さん
#有田
#有田ポーセリン
nishijiiiiiさん
#嬉野
#吉田皿屋
#トレジャー ハンティング
kohhhheiさん
#伊万里
#大川内山エリア
ya.24さん
#伊万里
#大川内山エリア
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