
先日、小倉南区で広大な畑に多種多様な野菜を育てている清永さん宅を訪問してきました。畑の場所は、合間(おうま)と三岳(みったけ)梅林の中間くらい。合間といえば、日本中の高級レストランからひっぱりだこの「合間たけのこ」が有名ですが、この土地は、長い年月をかけて手入れされていて、赤土の豊かな土壌に栄養たっぷり。畑は山の上の方、上流域にあるので、生活排水が入らないキレイな水が流れています。
さらに、「野菜がかわいくてしょうがない」という清永さんの、野菜への半端ない知識と技術が加わって、冬野菜がすくすくと育っています。ここで採れる野菜は、「合間野菜」とか「三岳野菜」とか、なにかブランドにすべきと思います。とても濃厚で、甘いんです。
「半分くらいしか収穫できない」!? なぜ合間の野菜はおいしいんでしょうか…。

畑で採れる11月においしい野菜は、白菜・キャベツ・ブロッコリー・いんげん豆・ブロッコリー・大根・かぶ・さつま芋・たまねぎ・にんにく・サニーレタス・ロメインレタスなど。段々畑にひとつずつ違う種類を育てていて、本当に多種多様。大根だけで5種類もあるそうです。また、白菜は「黄ごころ」と「晴黄(はれぎ)」、「翠玉(すいぎょく)」など、同じ野菜でも品種にもこだわって育てています。
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清永さんの育てている野菜は管理が難しく、手間がかかるものばかり。大量生産にはあまり向かない、気候や環境に繊細な品種が多く、味が濃くて甘いので、獣害対策も大変みたい。精魂込めて種から育てても、半分くらいしか収穫できないそうです。
そして、おいしい野菜に育てるためには、間引き作業も必要なのだそうです。時々「まびき菜」も販売していますが、大かぶの「まびき菜」はやわらかくて絶品ですよ。
清永さんの野菜トリビア
全ての品種を種から育てて、育てるプロセスから、その味、おいしく食べる料理方法まで熟知している清永さんに、旬野菜がおいしい秘密を教えてもらいました。
夏においしい野菜はカリウムが多くカラダを冷ましてくれるのですが、冬の旬野菜はポリフェノールなど、カラダをあたためてくれる成分がたくさん入っているそうです。そして春の苦い野菜は、冬の間に蓄え体質になってしまったカラダを、すっきりキレイにリセットしてくれるんですって。大人が苦い野菜をおいしいと思うのも、旬の野菜をおいしいと思うのも、体のサイクルを整えてくれる栄養を無意識に感じているからだったんですね。(ちなみに子どもは血液がキレイだから、苦い野菜をおいしいとは思わないそうです。なるほど理にかなってます!)旬野菜のチカラってすごい!
まるでフルーツ! その名も「フルーツかぶ」などの珍しい野菜も

清永さんは、この他にも「一寸そら豆」や「下仁田ネギ」、「ロメインレタス」、「大にんにく」、「フルーツかぶ」など、スーパーでは手に入りにくい野菜も育てています。特に鮮度の高い「フルーツかぶ」には、脳にたまった毒を輩出してくれるという注目の成分、「リン脂質結合型オメガ3」が多く含まれていて、病気知らずの体に一歩近づけるそうですよ。
[su_row][su_column size=”1/2″ center=”no” class=””]採れたての「フルーツかぶ」を剥いてくれました。[/su_column] [su_column size=”1/2″ center=”no” class=””]
あまりの甘さにビックリ![/su_column][/su_row]
[su_row][su_column size=”1/2″ center=”no” class=””]「インスタ映えがたまらん」と野菜の写真を取りまくるアヴァンティスタッフきぃ子[/su_column] [su_column size=”1/2″ center=”no” class=””]
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見渡す限り全ての、この広大な畑で、清永さんの愛情たっぷりの野菜が育っています。

多様な野菜を育てるのに毎日多忙な清永さんのもとに、農業に関心の高い若者がお手伝いと勉強に来ていました。
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