「百万円貯まったら、この家を出ていきます!」

映画『百万円と苦虫女』主人公鈴子のセリフです。
鈴子は短大を卒業しましたが就職できず
しかたなくアルバイト生活を送っているどこにでもいる女の子。
どうにかして生活を変えようと考えている中で
ひょんな事件に巻き込まれてしまい……。
百万円貯めるたびに次から次へと引っ越しをして
いく先々の街で様々な出会い、
経験をしながら自分の生き方をみつけていくお話です。
なぜ百万円か?
百万円あればとりあえず家を借りて
次の仕事が見つかるまでの当座の生活は凌げるから…。
主人公は100万円を貯めることに何度も成功し
引っ越しを繰り返しマイペースながらも
人生の大切なことを学んでいきます。
「自分探しをしているの?」ときかれた主人公が
「どうやったって自分の行動で、自分は生きていかなくてはなりませんから。
探さなくったって、いやでもここにいますから。」
と答えたのが印象的です。
自分と向き合うこととお金と向き合うことはむずかしいことです。
だけどそこから逃げていると結局その結果は自分にかえってきます。
不器用だけど自分から逃げず向き合う主人公を蒼井優さんが演じています。
2014年は、4月から消費税が上がるなどお金をとりまく状況が変化する年です。
状況の変化に対応していくことも大切ですが
それよりも大切なことは、自分の幸せを見失わないようにすること。
未来のことを経験している人は誰もいないけれど
昨日の続きは今日で、今日の続きは明日。
未来というものはそんなに「まったく見えないもの」ではないように思います。
自分がどう生きたいかの目標がぶれなければ
それを実現するための方法
備えがみえてくると思います。
今年が幸せに一歩近づける年になりますように。