寒さは徐々にゆるみはじめ、次なる季節の訪れが待ち遠しい、この頃。
街のファッションにも微かに、その期待と変化が現れ始めているようです。
取材から気づいたいくつかのポイントに、注目していきましょう。
薄手のスプリングコートは、寒暖差のある春先の定番アイテム。
その長めの丈は、花粉や黄砂などの侵入を防ぐ役割も担っています。
トレンチ&ステンカラーの2タイプが、人気を分けているようですが…
カラーに関しては、かなり薄めのベージュに人気が集まっています。
今秋冬のモノトーン人気を引き継ぐ形で、トーンの落ちた仕上がりが好まれているようです。

⚪︎ローカットの白スニーカー
気分に合わせて、フットワークも軽やかに…そんな春こそは、スニーカーの出番。
コーデのワンポイントとなり得るカラフルなランニングシューズの人気は、今季も健在。
対して、ホワイトをベースにしたシンプルな一足にも、注目が集まっているようです。
主流はローカットのもので、ソックスを見せて履くのがポイント。
白スニーカーと白ソックスで色合わせしている方も、今季はよく見かけます。
いわゆるローテク・ハイテクを問わず、無色でいたって簡潔に…
その仕上がりの素直さは、とても春らしくて好印象ですね。
⚪︎カレッジロゴのトップス
ここ数シーズン、トップスは無地のものが支持を集めていましたが、
この春夏にはプリントデザインの復調の兆しがあるようです。
特にその先陣を切っているのが、アメカジ定番のカレッジロゴデザイン。
普段着として永らく親しまれているゆえ、主張しすぎることなくコーデに取り入れることができるのが、その大きな魅力。
プリントは単色がほとんどなので、昨今のモノトーン人気にもフィットしているようです。
カジュアルブランドのスタンダードなものから、モチーフを応用したデザイナーズまで…
バリエーション豊かなカレッジロゴアイテムが、今季はあちこちで展開されているようです。
大きくはこれまでの流行を引き継ぎつつも、
やはりわずかなところに今春らしさは芽生えていました。
コーディネートを先取りして出歩くほどの暖かさではありませんが…
来たる季節のたしかな気配を感じに、街へ出かけてみてはいかがでしょうか?