働く女性研究所

松原 佐由美さん/経験のないことは学ぶことで補い、 みんなにとってベストな方法を考え抜く。

松原 佐由美さん
株式会社ふくや 営業部 ダイレクトマーケティング課 課長
1996年4月『株式会社ふくや』に入社。1年間の研修を経てコールセンターに配属。その後店舗に異動。店長職を10年ほど経験し、経営サポート室等を経て2012年より現職。通販部門のマネジメントを担う。九州アジア経営塾(KAIL)で学んだ経験を活かし、強い組織作りに取り組んでいる。

経験のないことは学ぶことで補い、 みんなにとってベストな方法を考え抜く。

大学卒業後『株式会社ふくや』に入社。さまざまな課を異動し、キャリアアップしてきた松原佐由美さん。経営サポート室にいた頃、九州アジア経営塾(KAIL)でリーダーシップを学ぶ機会を得た。そこで聞いた「考え抜き、学び続ける覚悟」という言葉が腹に落ちたという。「何ができるか考え続けることなら、私にもできる」。しかし課長職に就いた時、経験のない自分がマネジメントを行うことに不安を覚えた。上長に相談するも「人と同じやり方をするのか。自分で考え実行することをKAILで学んだはずだろう」と一喝された。

松原さんは、すぐにメンバー全員のヒアリングを実施。すると、仕事内容の制限や待遇面など、多様な雇用形態による問題が浮かび上がった。「事業のためにまず一枚岩の組織を作ること」と、同じ目標を共有し、きちんと評価される環境をつくるために模索する日々が続いた。仕組みづくりには苦心したが「前例に頼るのではなく、自分の頭で考えて実行するとはこういうことかと、課長就任時に上長に言われた言葉を改めて思い返し、納得した」と振り返る。

今は方針を示せば自主的に考える組織へと成長し、メンバーからの提案や向上心に触れた時に、喜びを感じるという。経験が無いことは学ぶことで補っている。また、常に「自分のわがままではないか」「誰のためなのか」「会社に必要なことなのか」と自身に問いかける。オンとオフをうまく切り替え、学び、考え続けるという独自のスタイルで、数年先までも見据えている。

◎松原さんの夢のアイテム・・・ノートとペン

この先やりたいことや、みんなにやってもらいたいことなどを、時系列に書いている。ペンの芯は3本目。達成したところに線を引く瞬間が、たまらなく嬉しいそうだ。

松原さんに一問一答!

Q1.今ハマっているものは?
嵐のファンで、特に大野くんが好きです。バーチャルな恋人は、自分の好きなように想像できるから楽しいですね。

Q2.この仕事ならではの職業病は?
マネジメントのことはすべて白い紙に書きながら考えています。気づけば親指に立派なペンだこができていました!

Q3.影響を受けた人は?
「現場力を鍛える」の著者、遠藤功さん。「現場をいかに誇り高く自分たちで考える最強の集団にするか」という考えに深く感銘を受けました。

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