アヴァンティ2月号でもレポートした、鹿児島県おきのえらぶ島取材旅行。掲載した絶景やグルメ以外に、温かい島の人たちや絶品スイーツ&特産品との出合いもありました。お蔵入りするのはもったいないので、皆さんのおきのえらぶ島旅行の参考に、少しずつ紹介していきますね。
まず一つ目は「ほおらしゃ市」という農産物直売所。近所の農家さんたちが育てた季節の野菜や花、島の食材を使った加工品が置いています。特産のえらぶゆりが5、6本も束になったものがわずか150円だったり、がじゃ豆というピーナッツと黒糖のお菓子も、袋にたっぷり入って250円とお手頃価格。
鹿児島ならではのピーナッツ豆腐や、島の人たちが飲酒前に飲む桑茶、季節によっては味が濃くて美味しい島バナナも置いているそう。島の人曰く、島バナナはたーっくさん買って冷凍保存し、少し凍ったぐらいの状態でバナナジュースにして飲むのが最高に美味しいとのこと。また、島内では桑茶をよく見かけましたが、桑が大島紬の蚕のえさに使われているからなんですって。ちなみに、国内生産の約8割のシェアを誇る沖永良部の生きくらげは、製糖後のサトウキビのバカスを菌床に利用しています。島の産業と食、自然の恵みを大事にするいい循環ですよね。
「ほおらしゃ市」は飛行場から近いので、帰りに寄って自宅用に色々買っていくのもいいかもしれません。
ほおらしゃ市/大島郡和泊町国頭2130
おまけ
ほおらしゃ市から車ですぐのところにある国頭小学校の校庭には、日本一のガジュマルもありますよ。普段見かける樹木と違い、気根(きこん)と呼ばれるツルのようなものが上から生えてきて地面の養分を吸い上げる不思議な木。そこが段々と太くなって幹になるというから驚きです。養分を求め、自分で幹を移動させるなんて、生命力を感じます。