居れば居るほど好きになる、「沖永良部島」はそんな島だ。
沖縄と奄美大島の中ほどに浮かぶ、花と鍾乳洞の島。
ツアー中はこの島しか体験できない数々の「唯一無二」が、私たちを迎えてくれた。
一度行けば愛さずにはいられない、 ”おきのえLOVE島 “の魅力をレポート!
1日目。飛行機から島を見ると、クジラの影。そう、ホエールウォッチングもできる沖永良部島。最初に訪れたフーチャでは、ごつごつしたサンゴの絶壁から見下ろす紺碧の海に圧倒される。次に訪れた「日本一のガジュマル」は小学校の校庭横に生えていて、島の主のように迎えてくれた。夕方は「ビーチピラティス」。波の音を聞きながら自分の身体と向き合う静かな時間。呼吸と波の音が重なった瞬間の開放感ってば、言葉にならない。旅のお楽しみの一つ、夕食は島料理の店「海幸」にて島の人たちも交えて。ほんのり甘い黒糖焼酎と島名産のきくらげの天ぷら、新じゃがのコロッケ、もずくのかき揚げ、奄美の鶏飯でしめる。楽しい会話とおいしい食事があればお腹も心も満たされる。宿泊は、海の見えるホテルと、ビーチ近くのペンションへ分かれて深い眠りに…。
2日目。風と雨の空模様。この日体験したのは「ケイビング」。初体験の参加者も、森を抜けた地底深くに広がる暗闇を降りて、灯りを頼りに進む洞窟探検に大興奮! その後チームに分かれ、プライベートビーチで貝殻やサンゴを拾ってペンダントにしたり、ハンモックでくつろいだり。一方は黒糖づくりや、マンゴー園、蜂蜜の採集などを見学し観光地を巡り島内を満喫! 夜は、翌日のジョギング大会の前夜祭に参加。 飲んで・食べて・テーブルが同じになった地元の人たちとすぐに打ち解けて…最後はみんなが踊りはじめたり、花火まで上がったりと大盛り上がり!
最終日。昨日の天気とはうって変わってオレンジ色の朝日が迎えてくれた! この日は、「花の島沖えらぶジョギング大会」3キロの部に出場。思い思いのペースで島の景色と空気を感じながらゴール。その後、せっかくのお天気だからと、エメラルドグリーンのビーチが広がる「ワンジョビーチ」へ移動してお弁当。心地よい疲れと、砂浜の美しさが時間の経つのを忘れさせてくれる。お腹が満たされた後は、「タラソおきのえらぶ」にてリフレッシュ。海水を使ったプールで身体をゆだねる気もちよさったら。
3日間でたくさんの「ここだけ」を体験した。島の地形や気候を生かしたアクティビティや、島の人たちがていねいに時間をかけて作る特産品だったり、島を訪れるみんなをすぐに笑顔にさせてくれる人々の温かさなど…。過ごすうちに心が解き放たれていくのがわかった。また、来るよと心に誓って島を後にした。
沖永良部島の観光情報は
http://www.okinoerabujima.info/
Tel.0997-92-0211 (9:00~18:00)

えらぶゆり&じゃがいも
沖永良部島の名産で中でも特長的なのが、真っ白に薫り高く咲き誇る「えらぶゆり」。さらに、ツアー中、移動の車から新じゃがの収穫風景もあちらこちらで見かけた。「春のささやき」という名のメークインはほっくほくでポテトサラダに◎!
ケイビングで洞窟探検!
ウェットスーツにつなぎ、ヘルメットに手袋、ヒザあてをつけていざ出発! ガイドさんの案内の下、ごつごつした鍾乳岩に囲まれた空間をぐんぐん進むと、絶景の空間にたどり着く。時には胸まで水に浸かりながら進む、まさにアドベンチャーなアクティビティ。
・沖永良部島ケイビング協会(☎0997-93-1700)
・沖永良部島ケイビングガイド連盟(☎0997-84-3335)
西郷隆盛 ゆかりの地
沖永良部島は古からの歴史と深く結びついている。島西半分には琉球王国の文化が、島東半分には奄美の文化が息づく。そして江戸時代には、西郷隆盛が流刑されてきた地でもある。牢獄にいる間に、「敬天愛人」の思想を体得したといわれる。
・西郷南洲記念館(☎0997-92-0999)

子どももお年寄りも「ジョギング大会」
島内外から2500人の人々があつまる島の一大イベント「花の島沖えらぶジョギング大会」。オリジナルTシャツを着て参加するのは、2歳くらいのちびっこから、おばあちゃん、ベビーカーを押して走る人まで!
・花の島沖えらぶジョギング大会 http://okinoerabu-jogging.jp/

海を眺めながらのタラソテラピー
海洋性の温暖な気候、豊富な海水源、これらを生かすことのできるタラソテラピー(海洋療法)を受けられる施設『タラソおきのえらぶ』。島の人はもちろん、ダイビングや観光に訪れた人も気軽に立ち寄れ、大きな海水のジェットプールや各教室、トリートメントのメニューも充実。
・タラソおきのえらぶ(☎0997-92-3002)

