せなに泣く、背中で泣く、世間に泣く、なぜに泣く―
メンデルスゾーンのピアノ三重奏曲に乗せて、男たちの人生の春夏秋冬を描く
―現代の九州男児の姿を通して問う、家族・仲間・自分とは?
▼制作発表会見ダイジェストver
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北九州芸術劇場プロデュース公演/九州男児劇「せなに泣く」がまもなく上演となります。
本作は、熊本県出身の劇作家・演出家 田上豊(田上パル)さんが“九州男児”をモチーフに新作を書き下ろし、約1カ月半、北九州にて滞在制作を行うというもの。九州出身の8名の実力派俳優陣とともにエネルギーを注ぎ込んだ渾身の一作となっています。
開演まで残り1週間!熱い九州男児たちが結集し、稽古場の熱量もどんどん上がっています!

タイトル「せなに泣く」は、「背中で泣く」、「世間に泣く」、「生(せい)=生きることに泣く」といった様々な意味が。児童養護施設で親の背中を見ることなく育った5人の男たちのドラマを軸に、葛藤する男たちの弱さや痛み、仲間との大切な絆が、田上作品ならではの疾走感と熱量、ユーモアを交え描き出されていきます。

出演は、北九州・福岡を拠点に活躍の幅を広げる有門正太郎、椎木樹人、寺田剛史、福岡県出身でダンスカンパニー・コンドルズのメンバーであるぎたろー、宮崎県出身で劇団唐組等を経て全国の劇場プロデュース作品にも多数出演する日髙啓介。そしてオーディションで選抜された荒木宏志、河内哲二郎、五島真澄の3名を迎えます。
平成の終わりに、熱き九州男児の血潮を秘めた男たちが奏でる、笑いと嘆きの人間ドラマ。
世代を超えて息づく「九州男児」の魂をお見逃しなく!
ものがたり
九州の何処か。少子高齢化が進んだこの街は、今やゴーストタウンのような不気味さが漂う。
福祉事務所の吉村が訪れた街外れの一軒家には、目の見えない男と、弟らしき人物が暮らしていた。かつては児童養護施設として、不遇な運命に立ち向かう男たちの、最後の砦であった「後藤寮」。
秀才のマサハル、荒くれ者のせいちゃん、ひっつき虫のやー。高倉健に憧れる寮長、と、新入りの兄弟。授業参観、運動会、母の日にクリスマス。親のいない彼らにとっては、世間の日常が、いつも微かな痛みと共に押し寄せる。自分を信じ、仲間を信じ、昭和と平成を駆け抜けた男たちの、笑いと涙の記憶。
作・演出/田上豊(田上パル)さんより一言
物語としては、現在地点から出発して昭和から平成にかけての時代を、現在地と過去とを行き来しながら重層的に描こうと思っています。テーマ曲としてメンデルスゾーンのピアノトリオ第1番と第2番、通称メントリという曲があるのですが、この曲は4部構成ですごく印象の違う4つの曲がセットで1つの曲になっていて、その印象で劇もつくっていきたいと思います。3年前に北九州で東筑紫学園高校の皆さんと作品をつくった時、自分は18歳で東京に出てしまったので、土のにおいや海のにおいを感じながら、周りにあふれる九州の方言等にも触れながら作品をつくる事がこんなにも活力が沸くのだなという事を改めて感じました。今回は年齢層も幅広い男性ばかりで、どのような作品になって皆さんの胸に届くのか、九州男児の劇ですが、色んな方の胸に響くようにつくりたいと思っています。
企画・制作/北九州芸術劇場 舞台事業課 加賀田 浩二さんより一言
九州男児の熱い芝居、と考えた時に真っ先に浮かんだのが田上豊さんで、初めて東京で作品を拝見した時、台詞が矢のように飛び交い、役者も飛び交ったり(笑)、舞台の熱量がそのまま客席に飛んでくるかのような、その衝撃が忘れられませんでした。俳優陣も含め既になんとなく九州のかおりが漂っていますが、ここ北九州で、九州のかおりのする演劇作品を立ち上げて、日々頑張っている方、奮闘している方々の背中が押せるような熱いドラマを描けたらと思っています。
(text協力_北九州芸術劇場)
作・演出、俳優、モチーフ、ALL九州で贈る九州男児劇!
「せなに泣く」
(C)トミタユキコ
公演日程 |
☆アフタートークあり ※開場は開演の30分前 |
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会場 |
北九州芸術劇場 小劇場 |
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作・演出 |
田上豊(田上パル) |
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出演 |
有門正太郎(有門正太郎プレゼンツ)、ぎたろー(コンドルズ) 椎木樹人(万能グローブ ガラパゴスダイナモス) 寺田剛史(飛ぶ劇場)、日髙啓介(FUKAIPRODUCE羽衣) 荒木宏志(劇団ヒロシ軍)、河内哲二郎、五島真澄(PUYEY) |
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料金 |
日時指定・全席自由 一般3,000円、学生2,500円(小~大学生/要学生証提示) 高校生〔的〕チケット1,000円(枚数限定/劇場窓口にて前売のみ取扱い/要学生証提示) ※当日各500円増 ※未就学児入場不可(託児あり/公演日の7日前までに劇場へ申込) |
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発売 |
好評発売中 |
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プレイガイド |
北九州芸術劇場 プレイガイド(10:00~19:00)、オンライン、TEL 093-562-8435(10:00~17:00/土日祝を除く) チケットぴあ 0570-02-9999 Pコード:484-046 ローソンチケット 0570-084-008 Lコード:85123 |
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お問合せ |
北九州芸術劇場 TEL 093-562-2655(10:00~19:00) |
▼製作発表会見ロングver
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