#05 父親 × 育休 = No 育休, No Life !(最終回)

父親の育休を支持しましょう。育休取得に向けて動きましょう。当たり前の空気を作っていきましょう。「父親の育休は必要」
シンプルに今私が思う事。

今回は最終回。

育休、女性を守る

もちろん育休取得するまでこんなこと考えたこともありませんでした。
大義名分はあれど、根本は自己満に近い感覚で育休取得していたので。
今回このコラムを書いたことで少し広い視野で育休を考える時間を設ることができたんだと思います。
せっかくなのでこのコラムを書いたことが意味あるものになればいいなと思います。

 

育休、産後の女性のために

父親の育休取得の大本命。
まずは母親の負担軽減ですよね。
そして、このコラムにも書いてきたとおり、父親が育休を取得した時の心得は以下かなと。

・母親は子どものことを第一に考える。父親は子どものことを考える母親を第一に考える。
・父親は覚悟をもって家事に取り組み、母親は覚悟をもって任せるべし。
夫婦円満な育児ライフはこれに尽きると思います。

その為にも、父親には、「育休=家事」。
と、キチンと認識してもらいましょう。
・どの家事項目をお願いするか
・実施する頻度、時間帯はいつなのか
・その家事でこれだけは守ってほしいこと
・どれだけ楽な形にまとめてお願いするか
このあたりは父親が育休期間に入る前に整理し、お願いできるようにしたほうが良いと思います。
キチンと家事をお願いすることが育休期間の喧嘩を減らす肝。
多くの父親は仕事人間でしょうから、認識したタスクはどんどん消化してくれるはずです。

父親の手を借りてストレスフリー。
より育児が楽しくなること間違いなし。

育休、働く女性のために

こっちは少し大きな話。
父親の育休が一般的になれば、企業は(社会は)女性と同じように人員配置を考える必要がでてきますよね。
そうなると、女性、男性含め育休取得者のパイが増える分、育休取得者向けの復帰支援が進むと思います。
//今は女性だけの育休パイなので母数が少なく復帰支援が手薄になりがちだと思います
と、なると、「女性の出産に伴う退職」なども減ってくるんじゃないですかね。
「出産(に伴う休業)が女性の社会進出の弊害」ということが存在するのであれば、男性も育休とる社会なら、これ自体なくなってくるのかなと。

男性の就労者数は女性に比べ多いですから、男性の育休が当たり前の風潮になってくると、企業は対策やらざる得ないですよね。
対策できる企業が評価され、人材確保など有利に進められるのかもしれません。
企業や組織はこの立ち上げは本当に大変ですが、組織改革、CSR活動の一環としてがんばってほしいです。

相変わらず核家族で、共働きが当たり前な世代。
女性は仕事に出ることに迫られていて、それでも出産してほしいと願われ、手数も少ない。
不条理だけど、子どもが増えないとやっぱり困る。
父親の育休取得推進って、政策としてかなり有効じゃないですか?

女性を守るやさしい社会は父親の育休から。いかがでしょうか☆

育休、選べ!その選択肢

前途のとおり、父親の育休は、女性にとって直接的にも、間接的にも有意義なもの(なはず)。

夫が、彼氏が、育休を取得するという選択肢を考えたことありますか?そういった心持ちってありますか?
今はまだ会社や組織は、父親の育休を受け入れる空気は薄く、業務調整も難しい場合がほとんど。
やはり一般的ではないですよね。

今はまだそのような状況なので、育休を選択すると、上司や同僚に理解をしてもらう為にその風土に戦いを挑み、厳しい人員調整の渦中の人となります。キャリアやポストを気にすることだってあるでしょう。
取得を頼まれた父親も大変。
それでも、父親に戦いを挑んでもらってほしいです。
その一つ一つの戦いが社会の空気を変えていくはず。

この空気が変える選択が何より重要だと思います。
今はようやく芽が出始めた頃だと思いますが、空気がかわってくれば育休取得者は指数関数的な伸び方をするんじゃないかな。

父親の育休取得の選択、支援してください。

No PL, No Life !

全5回の育休コラムを書き終えました。
育休をとった立場で、主に初めての出産を迎える女性向けに、男性目線の個人的な主観、ということで綴ってきました。

普段は自分の思いや考えを文字起こしすることなんてないので、とても貴重な経験でした。
当初は見られるのも恥ずかしくて嫌だなぁと思っていましたが、今はもう、、、って感じです。
むしろ、父親の育休。シェアしてください。

今回ここでコラムを書くことになったことで、育休について掘り下げて考えたり、社会について考る時間を設けたり、新しい人と出会えたりしました。
何でもやってみるもんですね。
アヴァンティさんありがとうございました。

あわせて3ヶ月の育休も終わりです。
娘と二人でカフェに行きます。初めては妻の美容室待ちの時でした。今は二人でどこでも行けます。
娘に歯が生えました。離乳食をあげててスプーンのカチカチ音で発見。
娘がつかまり立ちを始めてます。何度も頭をキャッチしました。
おっぱいはありませんが、ミルクは妻より上手に飲ませます。離乳食だってバリエーションで負けません。
寝かしつけは私の左腕に頬を置き、右手をたらすのが最近トレンド。
寝床を作り変えたり、家具のレイアウト変えたり。ゲート作ったり。

私の日常は多く書きませんでしたが、
ささやかな幸せがたくさんありました。
私の人生設計になかった時間。
こんな日常を過ごすことができた事。心の底からありがたい事だと思います。
職場の皆様。本当にありがとうございました。

No Paternity Leave, No Life !
Thanks,

文責:山口

 

番外

機会をいただき、FJQ(ファザーリングジャパン九州)の樋口さん、前川さんにお話を伺いました。
FJQさんについては以下。
http://fjq.jp/

両名とも育休(有給ではなく休業する方)を取得している一般的にはレアな方。
せっかくお話を伺ったので一部をレポート。

or・

FJQ樋口さんに聞いてみた

・年齢 -> アラフォー
・仕事 -> 公務員
・家族構成 -> 妻、小3、年中

Q. 育休の取得は?
2回取得。1回目は1ヶ月間、2回目は5ヶ月間。
最初が1ヶ月でやはり足りない感じがあったので2回目は5ヶ月。
妻の仕事復帰後に取得していました。

Q. 妻が仕事復帰、父親家事・育児100%パターン。苦労は?
やっぱり家事が回らない事。一日の仕事が家事だけで終わる感じ。これが一番大変でした。
また、家にこもると社会との関わりがなくなるので、何か社会につながりたくなります。Facebookで発信していましたね。
2回目の育休では社会進出ということで、地元の子連れ交流の場に参加してみたり。
母親と子どもペアばかりで、(相手は思っていなくても、逆にこちらが)気を使う感じになっちゃいますよね。

Q. 最近の育休動向はどうですかね?
FJQメンバーも育休取得しているし、増えてはきている。
でも、やはり仕事がネックですよね。
作業が計画的に進めやすい業種は認知があがれば比較的取得しやすいかもしれませんが、アウトプットが曖昧なところは改革しづらそう。
マスコミなどのクリエイティブな業種は難しそうです。
また、FJQも啓蒙活動として「イクボス」を押していますが、あわせて「部下ヂカラ」も必要ですね。

※このあたりの樋口さんのコラムみつけました。
http://fjq.jp/column/higuchi/higuchi003/
http://fjq.jp/column/higuchi/higuchi004/
http://fjq.jp/column/higuchi/higuchi005/

Q. FJQ?
FJQのメンバーは5年前は20名くらいでしたが、サラリーマンが少なくて7,8割はフリーランスでした。
2年前にパパスクールをして名前が売れたのかそこから人が増えて50名弱になっています。サラリーマンが増えているのが特徴かも。
30代前半メンバーが主体になっていきそうです。

私にとって、初の育休メンズの樋口さん。
あるある話になっちゃうのでつい時間を忘れて雑談してしまいました。共感恐るべし。
私もお母さんと子どものペアばかりの場に参加したことがあります。
保育士さん的な人が皆に向って「お母さーん、お子さんを抱っこしてあげてくださーい」的なかけ声するシーンよくあります。その度に、心の中でつっこむ感じ。
まだまだ公の場でも「あれ?父親?」っていう違和感があるのかもしれないですね。
また、公務員も育休とるのは簡単じゃないですよー(部署によっても全然違うが)って話でした。
自身のポジションの人員調整もありましたし、5ヶ月の休業だったので復帰後は別ポストに移ることになったそうです。
そのような苦労ある中、同僚の反対はなかったようです。その点は職場環境が良かったのかなとお話されていました。

FJQ前川さんに聞いてみた

・年齢 -> アラサー
・仕事 -> 金融関連コンサル (サラリーマン)
・家族構成 -> 妻、2歳9ヶ月

Q. 育休の取得は?
前職は某大学職員で、前職の時に育休を取得しました。
半年間の育休でした。
子どもが産まれた直後から育休に入ったので、夫婦同時育休のパターン。
なんとか育休とれましたが、とる前から大変でした。

Q. 育休とる前の問題って?
職場で、男性職員が長期で育休を取ったという前例がなく、そのためか上司の顔に「育休反対」と書いてありました。
権利としては認められてて、規則でもNGではないはずなんだけど、「前例がない」ってことで取得の手続きが遅々として進まず。。
数か月かけて、育休取得のためのやることリストや業務の引き継ぎ書を作成し、最終的には上役の理解を頂き取得の運びになりました。

Q. 育休決まった後は?
職場はうまく人員調整して仕事に関してはスムーズに引き継ぎ入れ替わりできました。
ある意味、頭がカタいけど、その前例という壁を取り払えば、調整できる職場ではあったのかもしれないですね。
そんなこんなで大変でしたが、その職場で2人目、3人目と育休とりたいという同僚の手が挙がってきて、実際に続いて育休取得した同僚がでてきました。
取得は大変でしたが、前例を作ったという点では職場に貢献できたかなと思ってます。

Q. 育休どうでした?
当初の育休目的だった、子どもの最初の成長過程を見守ることができたこと。
退院初日に夜一睡もできなかったりいろいろ思い出がありますね。
その後も5時起き、9時寝の生活のリズムがあわなくて、リズムができるまではつらくて。。。
あと、黄昏泣きをする子で17時になると必ず泣いて、その時だけは母親じゃないと泣き止まない。挫折です。おなかの中にいた分の10ヶ月のハンデかな。。。と。

Q. FJQ?
フリーランスが多いですが、育児したいって人が多いから必然とフリーランスになって、その人たちがFJQに集まっているのかも知れないですね。
そんなFJQも夜の部やっていて意見交換会とかやっています。

育休取得反対にぶつかった前川さん。意思が強いです。
私は職場では取得しやすい雰囲気があったので取得しましたが、反対って言われてたらと思うと。。。
さらっと話してくれましたが、これって結構大問題ですよね。
そんな中で次の人が出てきてくれてホント良かったですよね。
普段考えてなくても自然な選択肢として存在していれば、もっと育休取得する人増えるはず。

※あと、育休とるにあたってこんなパターンもあるので気をつけましょう。
http://fjq.jp/column/maekawa/maekawa002/

 

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