コラム

まさかの引越トラブル

ない!ない!!
確かに荷物に入れたのに!

この春から初めての一人暮らしでOLデビューするハルカは、引越しの段ボール箱がうずたかく積まれた部屋で茫然とした。

明日の初出社に着ていくはずの真新しいスーツを梱包していた箱がどこを探しても見付からないのだ。
その箱には、ママに買ってもらったビィトンのバッグを入れていたのに・・・。

「どうしよう」

取りあえず引越業者に電話してみると「はぁ~。」って他人ごとみたいな反応で、ムカついた。

仕方がないので、ハルカは、街に出て、スーツ一式とヒールを購入した。
バッグは買えなかった。
これから暮らすことになる新しい街は、ハルカにとってかなりクールで、さびしくなってきた。

入社式も無事に終わり、配属先も営業部に決まった。

やれやれ。

実家の母から電話があったとき、「実はね」って、スーツやバッグが無くなったことを打ち明けた。
母によれば、「消費生活センター」というところに相談してみたら、ということだった。
翌日、あきらめムードになっていたハルカは、気をとり直してスマホで調べてみた消費生活センターに電話をして、相談してみた。
すると、引越のときに無くなったのが事実であれば、“ヤッカン”にのっとって、引越業者が賠償をしてくれる、とのこと。

あのときの業者の対応は何だったんだろう‥。

ハルカは、早速、センターの相談員さんから教えてもらったとおり、“ヤッカン”というものの存在を武器に、電話で弁償を請求することとした。

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