
自分のやりたいことを諦めない。育児をしているからこそできることがたくさんある。

建設コンサルタントとして、橋の設計や計画に携わる佐久間智恵さん。会社は今の部署で働き続けたいという佐久間さんの思いを尊重してくれ、出産してからも部署はそのままに、時短勤務を始めた。遠方出張もあるが、夫も協力的で、出張前は早めに計画を立て、育児や家事を分担している。
育児を始めたばかりの頃は、今は育児に専念する時期だと思い、自分のやりたいことを諦めていた。しかし、仕事と育児だけの生活でストレスが溜まり、イライラすることも多かった。
そこで、今は、大変な時期だからこそ、どんな形でやりたいことができるか考えている。趣味の学びが子育てや仕事にも生かされ、良い循環を生んでいる。子どもたちと遊ぶ時間をとることも忘れない。仕事が終わると、まず夕食の準備を済ませて保育園へ迎えに行く。公園や道端で子どもたちと遊びながらのんびり帰るのが楽しい。帰宅後すぐに夕食が食べられ、子どもも自分も笑顔。
「育児を始めると、できなくなることが増えるように思われがちだが、それ以上にできるようになることも多い。不安にならず、多くの女性たちに育児を楽しんで欲しい。」佐久間さんは育児を始める女性たちに勇気を与える言葉をくれた。

子育てポイント…得意なことで子どもと関わること
パン作りや、行事に合わせた可愛い料理作りが大好き。子どもにも出来ることをお願いしています。お洒落に写真を撮ってブログに載せるのが楽しみです。

『第一復建株式会社』 構造設計部リーダー
佐久間 智恵さん
北九州市出身。大学卒業後、新卒で今の会社に入社。建設コンサルタントとして働く。技術士(建設部門)、コンクリート診断士の資格を持つ。第一子を出産し復帰後、時短勤務を始める。第二子出産後も二児の育児をしながら仕事を続けている。
[家族profile]夫:38歳 長男:3歳 次男:1歳