世界経済フォーラム(WEF)の2016年版「ジェンダー・ギャップ指数」で、日本の順位が過去最低の水準になったというニュースを受け、「株式会社 LiB」が実施したアンケートから、興味深い結果が。
◎平均給与格差が50万円から200万円の企業は全体の65%
◎実際にジェンダーギャップを感じているキャリア女性は65%
企業では、男女格差がいまだ根強く残っているようです。また、次のような女性自身の意識や考えも浮き彫りに。
■キャリア女性は「ジェンダーギャップ指数が過去最低」というニュースに対して
1位:そのとおり65.2% 2位:実感がない、意識したことがない12.3%
■「どういった時に格差を感じますか?」
・配偶者控除の見直しが廃止されたとき(40代 フリー/自営業)
・子どもがいる女性=管理職は無理だという意識があまりにも強いため、きちんと仕事をしたいという女性ほど、管理職にはなってはいけないと考えているという事実を目の当たりにするとき。(30代 正社員)
・夫婦共働きの際に、男性の転勤先にに女性が合わせるべきという考え方。(30代 正社員)
・女性の管理職が自分の会社には誰もいない。(30代 正社員)
・長時間労働が問題になっているが、そもそも男性目線での時間の考え方が会社内にあると思う。夕方から長い会議をはじめたり、明らかに定時までに終わらないような仕事量を計画したり。残業ができる男性はいいが、子供がいる女性はそんな急には残業ができない。(30代 正社員)
・お茶を入れるのも、電話をとるのも、荷物の受け取りも同じ営業同士なのに女子の仕事。(30代 正社員)
・年配の知人男性に、結婚することを報告し、仕事を続けると言ったところ、旦那さんお給料少ないの?と真顔で聞かれました。夫の収入は平均よりもいい方ですし仕事が楽しいから続けたいだけなのに…。(20代 正社員)
■どのような行動が格差是正に繋がると考えるか
1位:一生働く女性の増加21.0%
・子育て中にキャリアを捨ててしまう人が多いから。(40代 契約社員)
・産休取ると戻って来てもポストが無いとよく聞くから。(30代 正社員)
・女性もあきらめてしまっている現実がある。休む期間は、女性のほうが確実に多いかもしれない。でも男性も病気や介護で休むことが必要になるかもしれない。(30代 正社員)
2位:男女の同一労働同一賃金の徹底12.7%
・賃金に性別を考慮すべきでないし、女性だからといって優遇するのもおかしいとおもう。(30代 正社員)
・過去に所属した会社では、10年以上働いた同期の男女において、明らかに給与の格差があり、昇進の格差があった。個人的には同じ知識や経験の深さだと感じていた。(30代 パート/アルバイト)
・自分の働きに応じた報酬が得られなければ、働きがいがない。責任ある立場になることに積極的になれないから。(20代 正社員)・
【株式会社LiB調べ】
などなど、リアルな意見が寄せられています。実際、あなたの周りはどうですか??もしかすると、地域によっては格差が大きいところもあるかもしれません。他にも詳しい調査結果が。ぜひチェックしてみてください。
https://www.libinc.co.jp/2016/11/201611seleqt/