アンケートレポート

管理職志向は減少 意識改革は進む?~フクオカ働く女性白書vol.6「女性管理職」

kenkyujyo

今の職場で管理職を目指したい?

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10年前と比べて、女性も管理職になるべきと考える女性は増えたのに、管理職になりたい女性は減った――こんな結果が、アヴァンティ働く女性研究所の調査で出た。一体何が起きたのだろう? 政府は14年に、2020年までに指導的地位に占める女性の割合を30%にするという目標(2030)を掲げた。一部の大企業は女性管理職を増やしているが、全体的に登用は進んでいない。待機児童問題が解消されないなど「女性活躍」は程遠いのが現状だ。10年前と同じ項目で調査した結果、働く環境は改善されたようだ。「職場で女性ならではの差別を感じた」ことのある人は43%→36%、ない人が16→35%と並ぶまでに。また、「女性も男性と同様に管理職に就くべきだと思う」が49%→60%に増え、「何とかしたいが、実現は難しいと思う」38%→29%、「仕方がない、今のままでいい」7%→4%と、女性管理職を受け入れる素地も整ってきている。それでも管理職志向は37%から10ポイントも減らし、逆に「管理職になりたくない」人は1.5倍の46%に増え、逆転した。女性管理職のイメージはほぼ変わらない中、「大変そう」が5㌽、「結婚できなさそう」が6㌽増えている。男性社会で苦労する女性上司を見た後輩女性たちが躊躇しているのかもしれない。

女性が管理職に就くには 何が必要だと思う?

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女性管理職で良かったこと、素敵だと思ったことは?

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アヴァンティ働く女性研究所の登録者で独身の女性約2000人にSNS等で呼びかけ、回答を得た。回答期間は10月23日〜11月2日。有効回答数55。回答者は28〜58歳、平均年齢は42歳。


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