中島 水面さん
株式会社テレビ西日本営業局メディア戦略部
福岡県出身。大学卒業後『テレビ西日本』へ入社。営業開発部、制作部で経験を積む中、妊娠・出産。育児休業取得後は、広報として働く。第二子の出産後、現在の部署へ異動。営業部門として番組制作に携わったり、イベント企画運営、インフォマーシャルの制作に携わるなど業務は多岐にわたる。
ハードな仕事と子育てを両立するための 隠された工夫で、
子どもも自分もハッピーに。
新卒採用で『テレビ西日本』に入社した中島水面さん。販促、制作の現場を経て33歳のときに第一子を出産した。育児休業を取得する社員は10年近くいなかったが、同時期に出産を迎える女性アナウンサーに続く形で、育児休業を取得した。
妊娠が分かったときは、制作部で番組制作のキャリアを積んでいた真っ只中。「望んでいた妊娠でしたが、いざとなると続けられるか不安な気持ちがよぎりました」。そんな中、現場のスタッフはあたたかく見守ってくれたという。会社も「女性の働きたい」に応えるように、一年間だった育児休業期間を、最長一年半に延長するなど、制度や環境が変わっていった。
その後、二人目を出産し、今の部署へと異動。「今はプロジェクトごとに動くことが多く、横断的に社内の企画に取り組む仕事が多いです。繁忙期はさすがに延長保育や夫に頼って乗り切っていますが、何とかやってきています」と、持ち前のバイタリティで軽やかに仕事をクリアしていく。
子どもとの時間が充分に取れないことは気になる、と語りつつも「様々な人に出会えるこの仕事は楽しい」 とまっすぐなまなざし。その言葉の裏には、昼休みに家に帰って、買い物をすませたり、夕食の下ごしらえをしたりと工夫が満載。子どもも自分もハッピーに、仕事に全力投球できる環境を整える中島さん。その隠された工夫には学ぶポイントがたくさんあった。
子育てのポイント・・・何でもイベントごと化!
湯船にたくさんのスーパーボールを浮かべるとまるでお風呂がプールみたいに変身!お風呂上がりのボール片付け競争の間に急いで私は料理の下ごしらえ。お風呂で描けるペンでお絵かき大会など、日常の動作をイベントっぽく仕立てることで子どもたちが喜んでお風呂に入ります。
働くママへの一問一答!
Q. 子育てで気をつけていることはある?
二人の娘の中で、まずはお姉ちゃんを優先して、と決めています。第一子に気を配ることで、長女の自尊心も育つ気がしますし、下の子の面倒見もとてもよいです。最近は二人で仲良く遊んでいる姿を見るのが癒しです。
Q. 夫は家事・育児に協力的?
夫と家事の分担を決めているわけではないですが、日常から手伝ってくれます。過去には、あまりにも家事をしないので、じっくり話し合いをしました。そのタイミングで夫の意識も変わったみたいで、今は子どもの面倒を積極的に見てくれて助かっています。
Q. 働くママのお助けアイテムは?
料理が好きなので、いかに時短で作れるかを考え、食品の宅配を頼んでいます。新鮮な野菜が直接家に届くのはかなりありがたいです。後はあらゆるタイマーを利用しています。洗濯機、乾燥機、掃除機、炊飯器、お風呂の湯張り、オーブン・・・全てセットするだけでやってくれるものをいかに活用するかで家事の負担は変わってきます。