松本市内に1泊することになり、一人旅の夕食は何にすべきか、ということが問題になります。
一人旅で豊富な予算があるわけではないので、なかなか選択肢は難しいもの。
かといって、吉野家などの全国チェーンにわざわざ旅行先で行くわけにもいかず。
それなりに旅行というか、出張をしてきた僕はいきなり旅先で探すというのはハードルが高いとわかっているので事前に調べていました。
それが「信州チャイナスパイス食堂」です。
信州チャイナスパイス食堂。地元の中華料理店
松本市から東京に戻って、友人に会ったときの話・・・
「長野の松本市に朝までいたんだよ」
「へー。それで晩ご飯は何食べたの?」
「信州チャイナスパイス食堂って中華料理店で中華料理食べたよ」
「・・・ソバとか、おやきみたいな名物じゃないんだ・・・」
みたいなやりとりしました。
・・・はい。
長野県松本市でご当地名物料理を食べていません。
まあ、でも、ウェブで見ていて食べてみたかったんですよね。
中華。
チャイナスパイス食堂まで・・・

徒歩圏内にあるブックカフェ「栞日(しおりび)」でコーヒーとショートブレッドを味わったあと、夕食ということで外に出ました。
外は雨で、僕は折りたたみ傘を持ってきてはいたものの、宿泊先のホテルに荷物を置いていて、そのままでは濡れてしまう。
iPhoneで天気予報を見てみると、降水量は0mm。
でも、現実には雨は降っていて。
「・・・新しい傘を買うのももったいない。そもそもあたりに傘が売っていそうな店もないし・・・」
そのまま濡れながら歩く決意をして、お店を出ました。
雨に濡れながら。
でも、たまに建物の庇なんかが出ていて雨がかからないところがあったら、それに入って。
そんなことを繰り返しているうちに、ふとネットの写真で見かけた建物の外壁の感じが・・・
「あっ、ここだ」
雨から逃げるように建物に。
中華スパイシーの世界

店内に入ってみると、おばちゃんがいて、カウンター席をすすめてくれました。
こぢんまりとした店内。
どうやら、おばちゃんと店主で運営されているよう。
カウンター席は3つ。
あとはテーブルが4つ。
僕が入ったときには家族連れの食事会をしていて、にぎわっていました。
カウンターの目の前にはクミン、陳皮、花椒、トウチといったスパイスが陳列されていました。

四川麻婆豆腐と四川鶏肉炒め

僕が注文したのは「四川麻婆豆腐(800円)」と「四川鶏肉炒め(980円)」、そして「ご飯+スープ(150円)」。
10分くらい待って、料理が出てきます。
見た目はスパイシーな四川料理っぽい。

まずは一口・・・
「うん。おいしい。意外にそこまで辛くないな・・・」
丁寧にスパイスを身にまとった鶏肉。
いくつもの種類の香辛料が使われているようです。

四川とは言っても、しびれは弱く、スパイスは四川的な強さというよりも、薬膳料理的な位置づけのように感じました。
油も控えめになっていて、ヘルシーな印象。
実際、カウンターの近くにあった新聞記事に目をやると、店主の父親が薬膳料理の専門家だったそう。
どうりで薬膳っぽい印象だったわけです。
ご飯+スープ以外に一品料理を2皿も注文しました。
「四川麻婆豆腐」と「四川鶏肉炒め」です。
▲四川麻婆豆腐(800円)
一品料理はまあまあ量があるので、2皿はなかなかきつかったです。
多いですね。
2人くらいでシェアできるとちょうどいいのかな、と。
信州チャイナスパイス食堂の店舗情報・営業時間など

■信州チャイナスパイス食堂
住所:長野県松本市大手4-12-11 エメラルドビル1F
電話番号:0263-34-5012
松本城の東側(徒歩約3分)
JR松本駅より徒歩で約15分
松本ICより車で約20分
まとめ

松本市に滞在する機会あれば、ご当地名物料理ではないですが、中華料理なら、おすすめ!!
お味にはずれはないですね。
ただ、チャイナスパイスという名前からもおわかりなように、スパイシーなので、薬膳料理っぽい感じでもあります。
それが好き嫌いあるかもしれません。
僕は好きなんですが。