「兵馬俑」という言葉、聞いたことがありますよね?
兵馬俑(へいばよう)は中国・西安(せいあん)にある中国を代表する観光スポットのひとつ。
世界遺産にもなっています。
今回、実際に行ってきましたのでご紹介します!
>>西安駅・西安咸陽国際空港から兵馬俑(秦始皇帝陵博物館)への行き方はこちらの記事で。
兵馬俑の概要
兵馬俑(へいばよう)とは「兵士」と「馬」の「俑(人形)」のことです。
この世界遺産の兵馬俑は秦(しん)の始皇帝(しこうてい)のお墓に埋められていたものです。
場所は中国・陝西省(せんせいしょう)西安市の郊外です。
西安は昔は長安と言われ、中国の古都として有名です。
秦の始皇帝(紀元前259年 – 紀元前210年)は中国を統一して中国史上初の皇帝になった人物。
その秦の始皇帝がその強大な権力で、自らの陵墓(お墓)をつくったのが「秦始皇帝陵」です。
その「秦始皇帝陵」の一部として、秦の始皇帝の生前と同じく、永遠に守る存在として埋葬されたのが「兵馬俑」というわけです。
この「兵馬俑」、1974年に地元の農民によって発見されます。
兵馬俑に入場してみる
兵馬俑・秦始皇帝陵(世界遺産)の入場料は150元(約2,460円)。
なかなかお高い。
中国の観光地って、どこも結構高額な見学料なんですよね。
兵馬俑一号坑が一番大きくて有名
兵馬俑は発掘そのままの状態を覆うかたちで、建物建ててます。
すごい。
兵馬俑一号坑が一番大きく、有名です。
兵馬俑の写真はおおむね、こちらで撮影されたものみたいです。
兵馬俑一号坑は規模として、長さ230メートル、幅62メートル、深さ5メートル、総面積14260平方メートル。
兵馬俑の数は6,000体だそうです。
兵馬俑二号坑は小さめ
兵馬俑二号坑は小さめ。
兵馬俑の数は約1,000体だそう。
兵馬俑三号坑は軍の司令部
兵馬俑三号坑は一番小さいです。
ただ、兵馬俑三号坑は軍の司令部ということで重要なポジションみたいです。
秦始皇帝の兵馬俑のスゴさ4つのポイント
2200年前につくられた
この兵馬俑、いつにつくられたものかと言いますと、約2200年前です。
2200年前ですよ。
日本では弥生時代ということで、気の遠くなる昔につくられたものです。
よく、こんな感じで残っているな、と感心しますね。
状態もすごくきれいですし。
兵馬俑のひとつひとつが違う。リアルデザイン
秦始皇帝の兵馬俑はリアルデザイン。
おそらくは本物の軍団の構成メンバーの顔なんじゃないでしょうか。
それぞれの隊員の顔が違います。
ひとつひとつ違い、また、リアルデザインです。
モデルが存在する理由のひとつとしては、兵士のランクそれぞれ異なるからです。
指揮官クラスの人もいれば、歩兵クラスの人もいます。
騎兵などもいます。
軍団構成メンバーとして、各役職でそれぞれつくられています。
加えて、戦闘の陣形を取っているということです。
兵馬俑のひとつひとつがデカい
秦始皇帝の兵馬俑はリアルデザインなので、身長もリアル。
1体、180cmくらいのサイズ。
デカい。
ちなみに僕と同じくらいの身長。
日本人でも、大きいほうです。
兵馬俑の数がとてつもない
リアルデザイン、リアルサイズな大きな人形ですが、その数も半端じゃないです。
8,000体。
発掘作業が進んでいけば、もっと大量の兵馬俑が見つかるのではないでしょうか。
そもそも、秦始皇帝の陵墓はひとつの街くらいの規模感。
何万体の兵馬俑というのが実態でしょうね。
圧倒されるスケール感。
ものすごい大きさ。
秦始皇帝の権力はものすごいものであったのだと感じます。
中国統一して国家を支配すると、こんなレベルなのだと感じますね。
秦始皇帝陵に行ってみる
兵馬俑の展示してあるところから、バスで移動しないと「秦始皇帝陵」には行けません。
兵馬俑は秦始皇帝陵(お墓)の副葬品であって、お墓に埋葬されたものです。
ですから、あくまで中心は秦始皇帝陵ということです。
とは言っても、特に何がみられるというわけでもないんですが・・・
無料バスで、秦始皇帝陵に
無料のシャトルバス乗り場がありますので、そこから移動します。
シャトルバスは満員になったら出発するみたいなノリです。
到着したら、ほっとしたお土産物売り場を通り抜けて、秦始皇帝陵。
▲お土産もの売り場
秦始皇帝陵は特に何もないけど、すごい広い
秦始皇帝陵は「ここがみどころ!」みたいなものはありません。
ただ、広い!
実際には秦始皇が眠っているところは豪華だとは思います。
この秦始皇帝陵の丘みたいになっているところの中心部に眠っているんだと思います。
ただ、外からじゃ見えません。
広い、墓参りするだけでバテます。
そもそも、秦始皇帝陵の中心から、副葬品である兵馬俑があるところまでシャトルバスで移動しないといけないくらい広い、スケール感あって、ものすごく広大なお墓であると感じるわけです。
秦の始皇帝って、すごかったんだな、と。