働く女性研究所

一木 朋子さん/記事が多くの人の目に触れ広がる 「ハブ」的な役割になりたい。

一木 朋子さん

一木 朋子さん
株式会社西日本新聞社
企画事業局地域づくり事業部

熊本県出身。大学卒業後『西日本新聞社』入社。佐賀総局などを経て3年前にコンテンツ事業局(当時)に配属となり、新聞社の新たな事業開発として経済電子版ウェブサイト「qBiz」の立ち上げに携わる。現在は、2013年土曜夕刊に登場した「わたし活性化計画」や、ウェブサイト「Fan Fun fukuoka」など女性プロジェクトを一手に担当する。

記事が多くの人の目に触れ広がる「ハブ」的な役割になりたい。

華奢な体のどこにそんな力が備わっているのだろう。今、福岡の女性たちを一人ひとりつなぐことに奔走している一木朋子さん。『西日本新聞社』の記者でありながら、2013年に立ち上がった「女性プロジェクト」を中心的に牽引している。

3年前に新聞社の新たな可能性を切り開くべく新設されたコンテンツ開発の部署に異動になった。各部署から横断的に集まった10数人のうち、女性は一木さんただ一人。「女性の私にできることは何だろう。常にそう考えていました」と語るように企画を密かに温めながら仕事に没頭していたという。

コンテンツ事業局で誕生したウェブの経済電子版「qBiz」の立ち上げに携わり、自身も記者として奔走していたある日、社長の一言が彼女を思わぬ方向へと導いていく。「あの企画どうなったの?」。以前、何気なく社長に話した女性向け企画のことを覚えていたのだ。「2013年のはじめに『企画書できました』というタイトルで社長にメールをしたんです。プレゼンをする機会をもらって…それから一気に話が動き出して」。

こうして女性プロジェクトが動き始め、11月の紙面リニューアルを機に、土曜夕刊に女性スタッフだけで作るページ「わたし活性化計画」をスタートさせた。その後、11月にウェブサイト「Fan Fun fukuoka」も立ち上げている。「さまざまな分野で活躍している福岡の女性たちが協力してくださるから何とかできています」と語るとおり一木さんの繋がりで運営されるサイトだ。

怒濤の2013年を過ごした一木さんの仕事の基本は、29歳から4年弱過ごした佐賀総局での記者生活にある。「当時の総局長から教えていただいた “おもしろがれ” という言葉が心に響いて。それ以来、どんな小さな取材でも足を運んで自分の目を通して見、耳を通して聞き、記事にします。私の記事が多くの人の目に触れるからにはそうでなければ」。一見クール。しかし芯には熱い志を持つ一木朋子さん。福岡の女性たちをつないでいく彼女の活躍から今年も目が離せない。

一木 朋子さん

◎私の勝負アイテム…コミュニケーションカード「カタルタ」を毎日持ち歩いている。カードに書かれるのはさまざまな「接続詞」。これを自己紹介の時、会議で煮詰まった時などに取り出して話をつなげていくと発見があり、視点も広がるというツール。

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