女性の政治参画vol.1
2018年5月「政治分野における男女共同参画推進法」が施行されました。働く女性にとって、働きやすく暮らしやすい社会環境を整備するためには、政治分野への女性進出が欠かせません。しかし、ジェンダーギャップ指数2017を見ても、144か国中114位(2016年は144か国中111位)であり、前回に比べ、経済、教育、保健分野の順位は上昇しましたが、政治分野は順位が下がっているのです(内閣府)。
そこで今回のテーマは「女性の政治参画」。みなさんの政治に対する本音を聞きました。
フクオカの働く女性の政治的関心度は高い
フクオカの働く女性は、政治への関心が高く、かつ「政策重視」で政治家を選んでいることが、アヴァンティ働く女性研究所の調査で明らかになりました。
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まず「家族や知人と、選挙や政治の話をしますか?」という問いに対し、「時々話す」人は49.5%、「普段から話す」人は26.2%でした。
「政治の現状や仕組みについて、もっと知りたいと思いますか?」という問いに対しても、「機会があれば知りたい」71.8%、「積極的に情報を得ている」22.3%と、政治に関する情報収集にも関心が高いです。
“女性のための政治セミナー”など、政治に関する情報提供の機会をもっと増やしたいですね。
政治家を選ぶ基準は「政策重視」
次に、「選挙に行きますか?」という問いに対しては「必ず行く」63.1%、「なるべく行く」32.0%となりました。
「政治家を選ぶ基準」については、「自分の考えに近い政策を持っている」80.6%が、圧倒的な差をつけて高くなりました。
次いで「自分の考えに近い政党に所属している」35.9%、そして「家族や知人の評価」「直感」19.4%、という結果でした。
選挙に行くのは「自分の生活や次世代社会のため」
選挙に行く主な理由 | |
大切な権利だから | 生活に関わるため |
自分の意見を反映するため | 次世代の社会(未来)をつくるため |
では選挙に行く理由は何でしょうか?貴重なご意見を紹介します。
まず、「大切な権利だから」との回答が多かったです。「与えられた権利はちゃんと行使するため。そして、より暮らしやすくなるような道筋を作ってくれそうな政党や人を選びたいから。」などのご意見をいただきました。
次に、「どの候補が当選するかによって、私たちの暮らしが左右されるから。」といった、「暮らし・生活に関わるため」。
第3に、「自分の意見を反映するため」ということで、「意思表示。たった1票だけど、動かないと始まらないと思うから。」と1票の重みを考えさせるご意見もありました。
最後に、「次世代の社会、未来をつくるため」であり、「今これからの政治が、私たちの子ども世代の社会をつくると思うので。選挙に行きもしない人には、社会に物申す資格はないと思う。」という厳しいご意見もありました。
そして、「女性の参政権を勝ち取ってきた歴史があるし、将来のための大事な一票であると感じているため」。
この「一票」は、先人たちの勝ち取った大切な権利であり、自分や子どもたち次世代の社会を作り変える力があるのです。
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「avanti 働く女性研究所」では、福岡の働く女性の「いま」をリサーチしています。
前回記事▶「女性の政治参画」① ~フクオカ働く女性白書vol.9
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前回記事▶出会いの場は、「仕事関係」が1位 出会いたいのは、「趣味・習い事の場」~フクオカ働く女性白書vol.8「婚活・恋活」
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