
坂本 公子さん(35)
株式会社NTTドコモ九州支社 営業部プロモーション担当勤務。31歳の時に第一子出産。1歳5カ月で仕事復帰。
お手本は、入社時の女性上司。「助ママ友」の力も借りて家事育児。

『NTTドコモ』が目指す「スマートライフ」の実現に向けて、「dビデオ」「カラダのキモチ」といったサービスのプロモーションを担当する坂本さん。4年前に出産し、1年9カ月の産休・育休を経て出産前に在籍していた現職に復帰した。現在、1時間半の短時間勤務を利用して仕事と子育てを両立している。現在夫は単身赴任中のため、坂本さんには平日子育てや家事を分担する人がいない。しかも、食器乾燥機やロボット掃除機、乾燥機などの家電にほとんど頼らずだというから驚きだ。
だが、本人はいたって自然体。「家電も買い換えたいな、と思いつつ・・・でもやってみたら何とかなっているのかな。9時~16時の勤務時間内は、いかに生産性を上げて質のよい仕事を考えられるか、集中して取り組んでいます。夫も同じ会社なので私の仕事のことを理解してくれているので助かります。また、安心して娘を預けられる保育園の存在も、精神的に支えられていると思います」。
入社時直属だった女性上司が、子育てをしながら働いている姿を見て、仕事も家庭も「欲張っていいんだ」と感じたという坂本さん。「妊娠したときも、社内で先輩ママが多くいましたし、働き続ける環境には恵まれていると思います。仕事を通して社会に貢献すると同時に、今ある環境に感謝しながら満足のいく人生を自分自身の手で創っていきたいと思います」。気負いなく子どもと向き合い仕事で貢献するステキママの姿があった。


私の両立ワザ 「家族年表」
西暦とその時の家族3人の年齢を一覧にした表。節目節目の自分や家族の年齢を意識することで、目の前のことにとらわれず長いスパンで仕事や家庭のことを考えることができるようになりました。
働くママへの一問一答!
Q 家事・育児のサービスを 頼んだことある?
A ファミリーサポートには登録をしていますがまだ頼んだことはありません。育休中にできた同じマンションのママ友達の協力もあり、「今のうちに家事をしておいで」と言って、夜の30分ほど娘を遊ばせてくれるなど助かっています。
Q 家事の時短で 工夫していることは?
A 週末に買物した食材(肉・野菜)を、大小それぞれ切って保存袋に入れて冷蔵しています。解凍に時間がかかるので冷凍はしません。メニューはその日思いついたものを。キュウリの塩もみなど簡単な作業を娘にしてもらいながら作ります。疲れた日や特別な日には、娘と二人で外食することも。
Q 仕事を辞めようと 思ったことは?
A 今のところありませんが、本当にきついと思ったのは、自分が風邪を引いてしまったとき。家事・育児を代わってくれる人がいないことはとてもきつかったです。それ以来、自分の体調管理にはかなり気を遣っています。