キャリア

イクボスが、家族を、企業を変える

国の支援や企業風土の変革は大切。ですがそれだけに頼るのではなく、子育てしながら働く人たちの日々の心がけや努力も時には必要です。仕事も家庭も、最後は人対人。相手を思いやる気持ちやがんばる姿勢は、きっと周囲にも伝わるでしょう。

どうしようもない事情なのと、後輩たちにも遠慮なく休んでほしいので、子どもの病気による早退・欠勤の場合は「すいません」でなく「ありがとうございます」と言うようにしている。【30代前半・ぱりこさん】

①1カ月間の夕食の献立をざっと考えておく。毎日考える手間が省けるし、食材の無駄買いも防げます。
②わざわざ掃除の時間をつくらない! お風呂掃除はお風呂に入った時にこまめに、トイレも用を足すたびに気になる箇所をちょこちょこ拭いたり、洗面所もハミガキしながら磨いたりして、普段から汚れをためないようにしておけば、わざわざ掃除の時間をつくらずともキレイがキープできます。
③食材の下ごしらえはなるべくまとめて行う。ごはんを作るときに野菜を多めに刻んだり、ゆでたりと手間のかかる作業を一度にやるようにして、ストック野菜を常備。こうすれば、野菜たっぷりおかずをあっという間に献立に足せます。
④洗濯物はたたまない! 夫・自分・子ども用のカゴへ乾燥機からぽいぽいと入れ、しわにしたくないものはハンガーに干してそのまま収納へ。【30代前半・さやさん】

週末に野菜の下ゆでやカット、肉は味つけして冷凍保存。平日の夜は時短料理ができるようにストックしています。【30代前半・さっちさん】

仕事:自分の受け持つ仕事内容や進捗状況が分かるように、上司に細かく報告し、書類などもすぐ分かるようにしている。
家事:最初は気張って、1週間分のおかずの作り置きをしたり、夜中に洗濯・掃除したりしていましたが、体調を崩す結果に。それ以降は、家事をできるだけ「しない」ようにしました。すると、夫が料理・洗濯・掃除をしてくれるようになり、キッチンの配置も使いやすいように置き換えられていました。「自分だけでなんとかしよう」と思い込まず、周りを巻き込むことも大事ですね。【30代後半・れんこさん】

残業はできないが、朝早めに行くことはできるので、電話が鳴らない始業前にガチで仕事を進める。【30代前半・かあちゃんさん】

ツイッターに「WLBカフェ」というハッシュタグがあります。土曜の22時頃に時々みんなで集まっては、仕事やワーキングママのいろんな悩みをシェア。そこで交わされるいろんなアイデアや意見は、役立ち、励まされます。【30代前半・しょうこさん】

夫とのカレンダー共有。どうしても外せないアポや会議は、夫が空いている日時に予約を入れるようにしています。これで、保育園からの呼び出しや子どもの病気には夫に頼めるので安心。【30代前半・とりこさん】

朝早起きして朝食・弁当を作ることで、冷蔵庫の中身が把握でき、食費削減に繋がっています。【30代後半・とげまるさん】

近くに実家がないため、あまりに大変なときは家事を外注。復帰後しばらくは、平日帰宅後にシルバー人材の方に来てもらって、夜ご飯の支度と洗濯物たたみを2時間お願いしていました。その間に、子どものお風呂や他の家事をできるので負担が減って楽に。【30代前半・ぴろこさん】

家電はいち早く導入したほうが楽。食洗機、洗濯乾燥機、保温機能のよい炊飯器など、かなり力になってくれています。【30代前半・ほうさんさん】

家事分担。夫はお風呂掃除、食洗器セット、お米研ぎやゴミ捨てなどを担当。21時前までに帰宅できる日は子どもをお風呂に入れるのも夫が担当。子どもはお風呂に入るとすぐ寝る習慣ができているので、お風呂に入ってすぐベッドに行けば寝かしつけはまったく苦労しないのも助かります。食事も1歳前からスプーンやフォークを持たせ、最初はすごく散らかしますが、1歳になった頃から自分で上手に食べれるようになったのもよかったです。【30代前半・ベラルーシさん】

子どもと一緒に9時就寝、4時起きで家事をこなしています。8時30分の出勤時には夕食もほぼ出来上がっている状態。朝食と夕食を同時に作ると、自然とお弁当もできちゃいますよ。三食、中身は似たり寄ったりですが(笑)。【30代前半・もくちゃんさん】

子育て社員が生み出した、いい影響もたくさん。あなたのがんばりを、周りも応援しています!

結婚しても子どもがいても、働き続けることが当たり前の風土になった。この環境なら、自分も続けていけそうだと感じています。【20代後半・かかさん】

いろんな働き方ができると気づかされました。【20代前半・あるぱかっそさん】

社員同士の助け合い精神が芽生えました! 【20代後半・きなこさん】

生産性を高めようという意識が、ママ本人や周りも高まったように思います。【30代前半・ほうさんさん】

子育てしながら働くことについて、社会や企業に対するこんな声もありました!

 

子育ては基本、親がするべきものと思っています。だから、保育園ありきという環境整備だけが先行することに違和感。子どもを人にまかせっきりで、本当の意味でのよい子は育つのでしょうか? 【30代後半・Nanaさん】

男性の協力は必須ですが、子育てだけの閉鎖的な社会ではなく、社会との繋がりをもてるので、女性が子育てしながら働くことはとてもいいと思います。【30代前半・ふみさん】

制度はできているけれど、もっと使いやすい世の中になればいいのに…。【20代後半・Yさん】

子どもの出生後に、男女が互いを思いやって協力して仕事をしていこうという社会になればよいと思います。どちらも気兼ねなく育休を取得でき、育休給付金ももらって、子どもが1歳になれば職場に復帰できる。そんな世の中になるよう、子育てしていない人たちも含めた個人の意識や考え方を変えるよう「国」が先導していってほしい。【40代後半・kureさん】

これからは、革新性を持ったサービス&もの作りをしていかないと企業も生き残れない。時間制約があっても能力を発揮できる仕事環境は必要であり、そんな中でどちらも大事にする人が増えることには大賛成です! 【40代前半・OZさん】

いつ何がどうなるか分からないこのご時勢、一人ひとりが自立することは大切だと思う。制度はあるけれど、もっと活用しやすい世の中になることを願っています。【20代後半・きなこさん】

 

パートナーこそ、人生における一番の理解者であってほしい。でも意見が食い違い、喧嘩が絶えない…なんてことも。そこで、夫婦間コミュニケーションの重要性を説く産後サポート会社代表渡辺大地さんが、結婚・出産などを通じてぶち当たる夫婦の壁の解決方法をアドバイス!

2011年『株式会社アイナロハ』を設立し、産前産後の子育て・家事サポート“ままのわ”事業と出張・父親学級を開始。産後の夫婦間コミュニケーションをテーマに出版事業も行い、「産後夫婦手帳」は厚生労働白書で紹介され注目を集める。2014年には妻の第2子の産後の夫婦関係を観察し、その経験をまとめた漫画エッセイ『産後が始まった!』を出版。

よくある壁1【家事・育児編】
家事男子・イクメンと思っている夫、ぶち切れ3秒前の妻

「子どもの沐浴も、たまにオムツ替えもしてるし。俺もしかしてイクメン?」「家事? やってるやってる! 毎日ゴミ出しをね」。そう無邪気に話す夫がいたら「何がイクメン・家事男子じゃ!」とぶち切れてしまう妻も多いはず…。こういった夫婦間の衝突は、夫が把握している家事・育児内容と、妻が求める内容との大幅なずれが原因。特に家事や育児分担、仕事と家庭との両立については、そもそも夫と妻とで価値観がかけ離れている場合も多いんです(左図参照)。二人の認識は違う、とまずは知ることが夫婦間コミュニケーションの第一歩!

夫婦のすれ違いの例
妻「沐浴だけでなく、もっと育児に関わってほしい」

夫「育児はママのほうが得意だから自分の出番ではない」

夫「妻は専業主婦になって子育てに専念したいはず」
妻「出産後も仕事がしたい、早く職場復帰したい」

よくある壁2【夫婦の会話編】
妻の体調や気分に、夫は無自覚。妻の「察して」アピールは効果ゼロ!?

「私疲れてるんだから、洗い物くらい手伝ってよ」と、夫に察してほしくて台所で大げさにため息をつく妻。そ知らぬ顔でテレビを見続ける夫…。そんな「あるある!」なシーンにも夫婦間の感覚の違いが隠れています。妻の「察して!」に気づく夫はほぼいません。仮に気づいても「機嫌悪そう。今話しかけたらとばっちり食うかな」と、夫は身の安全確保に走ります…。体調や気分を夫に伝えるなら、ぜひ言葉にして。そして「だから、○○してほしい」と具体的な指示をお願いします。

 

結婚・出産・介護etc…人生の転機は、パートナーとの関係を深める絶好の機会!

パートナーとの関係に悩む女性は多いですが、男性側は相手が悩んでいると気づかない場合も。だから、気づいたときに気づいた方から行動を起こしてください。ただ「二人の関係を見直さない?」といきなり切り出すと、夫は面食らって理論武装で反撃したくなります。コツは「そういえば、あなたの仕事の将来のことを一度聞いてみたかったんだけど」と質問してみること。夫をうまく操縦すべしということではなく、夫婦間で仕事観や人生観を共有するのって、とても大事なことだと思うんです。夫に仕事の話をふれば、自然と妻の仕事や将来にも話が広がりやすくなる。男性はいざ話し出すと語り屋なんで、妻から聞かれれば喜んで話してくれるはずですよ。

結婚、出産、親の介護など、人生の様々な地点で夫婦の価値観の違いが明らかになると思います。そんなとき「なんで分かってくれないの!?」と一人で抱え込む前に、不満や不安も含めて、すべてパートナーと共有できるのが理想。特に出産はその習慣をつくるチャンスです。例えば週に1回は対話する時間をとる、夫婦会議を定期的に開く、などやり方次第で二人の関係改善の糸口が見えてきます。夫婦間コミュニケーションを密にして「何があっても、二人が力合わせれば乗り切れるよね!」って笑って支え合える関係を目指しましょう!

 

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