働く女性研究所

新藤 敦子さん/周りの人に引き上げてもらって今がある。 試行錯誤して、手にした働き方。

新藤 敦子さん
『アルチザン』デザイナー
佐賀県出身。九州造形短期大学卒業後、広告代理店、デザイン会社にて勤務。育休復帰半年後に退職し、フリーランスのデザイナーとして活動。同じく、フリーランスで活動するデザイナーの夫とともに、助け合いながら仕事をこなす。現在は、まちの写真屋『ALBUS(アルバス)』のデザイナーとして、地域デザインなど幅広く活動の場を広げている。

周りの人に引き上げてもらって今がある。
試行錯誤して、手にした働き方。

フリーランスのデザイナーとして働く新藤敦子さん。出産・育児を機に、会社勤めからフリーランスへと働き方を変えたのは、今から約6年前だった。

広告などの商業デザインを扱う仕事柄、残業や徹夜も珍しくなかった前職。子育てしながら働き続けられる自信が持てず、育休復帰後、半年で退職した。以降は、お世話になった人からの仕事を少しずつ引き受け始め、やがて家計を助けるほどに。自然とフリーランスという働き方になったが、最初はそれゆえの苦労もあったという。

組織と違い“代わりがきかない”。それなのに、声がかかったものすべてを引き受け、昼夜の別なく仕事の電話やメールを受け取っていた。「一日中、仕事部屋に引きこもり、夫に家事・育児のほとんどを任せていた時期もありました」。そんな中、2人目を妊娠。つわりがひどく、仕事をセーブせざるを得なくなったとき、冷静に仕事のやり方を見つめる時間ができた。不思議とフリーランスという働き方を辞めようとは思わなかったが、「ON・OFFのメリハリをつけることで声がかからなくなるのであれば、そのときはそのときだ!」と腹を括った。

今は、商業デザインの仕事に加え、『ALBUS』のデザイナーとして地域デザインまで仕事の幅を広げている新藤さん。「ありがたいことに、今も変わらず声をかけてくれる人たちがいる。そして、積極的に家事・育児をしてくれるパートナーと、助け合えたこともこの働き方が叶ったことの一つ。周りの人たちに感謝ですね」。

家族の幸せポイント・・・家庭菜園とこだわり写真撮影
畑を借り、休日は家族で手入れ&野菜収穫。子どもたちも、収穫した野菜だといつも以上によく食べます。また、年に一度は『ALBUS』で家族写真を。小物まで持ち込み、撮ってもらっています。(プロフィール写真はその一枚)

働くママへの一問一答!

Q. 子育てで大切にしていることは?
普段、自分が家にいないことが多く、子どもたちはパパと接する時間の方が多い。だから、子どもたちと過ごす時間を大切にしたいので、一緒にいられるときに今日の出来事を聞いたり、スキンシップをたくさんとるよう心がけています。

Q.夫婦共にフリーランス。気をつけていることは?
同業なので、互いの仕事を共有して手伝えるメリットもありますが、それぞれにデザインの方向性やスタンスがあるので、干渉しすぎないようにしています。朝、お互いの動きを確認し、仕事の段取りや家事・子育ての分担を話し合うことで、1日をスムーズに過ごせています。

Q.これからやってみたいと思っていることは?
『ALBUS』で仕事をさせてもらうようになって、「地域デザイン」という領域に触れました。これからは、地域や社会の問題を、グラフィックデザインという自分がやってきた手段で解決していくお手伝いができたらと思っています。

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