「トレイルランニング」、略して「トレラン」。林道や丘など、高低差のある自然の中を爽快に走りぬけるスポーツ。平地を走る以上にハードだからこそ、それを成し遂げた達成感は大きい。
※語源はトレイル=山道の意味。
九州内で開催されるトレランのレース
国の天然記念物でもある平尾台を走る「平尾台トレイルランニングレース」は、今年も700名の定員が募集開始早々に即日締め切りとなるほど、全国のランナーから大人気。「やってみたいけど、いきなり走るのは不安」という人は、「平尾台トレイルウォーキング」(今年3月に第1回が開催)から始めてみるのもおすすめ。
平尾台トレイルランニングレース(福岡県)/日本3大カルストを駆け抜ける人気レース! ロング40km、ショート17km
九州脊梁山脈トレイルランin山都町(熊本県)/国見岳など1000m超の尾根35kmを走る「山の鉄人」コース!
大分森林セラピートレイルランニング大会(大分県)/13~15km毎に本部へ戻るので体力に合わせた距離が走れる。
※他にも九州にトレランの大会は多数。 ウェブでチェック!
◎「九州トレイルランニング協会(Traq)」FB https://www.facebook.com/traq9
◎「UFグランプリ宮崎シリーズ2015」 http://uf-gp.com/
│専門家に聞く│
トレラン入門のポイント
スピードがでる競技だからこそ、1度にたくさんの出合いがある。
トレイルランニングは、走ることで「歩く登山」よりも長く、より遠くへ移動することができます。いくつもの山々を走り抜け、その分だけ沢山の景観を楽しむことができるのです。季節や時間によって刻々と表情を変える自然や路面の、一つとして同じもののない岩や木の根っこなどの変化を楽しみ、草花や動物など、そこでしか出合えないものに合える魅力はたまりません。そんなトレイルランニングを学生時代、それまで山なんて登ったことなかった自分が自己流で始め、現在にいたるもその魅力を国内外あらゆるフィールドで堪能し続けています。
平尾台は他の山と比べると大きな高低差が少なく、入門者にもオススメしたい場所です。ハイキングやトレッキングの延長で少し走ってみるなどして遊びながら始めるのが楽しいと思います。レースに参加するメリットは、道に迷うことがなく、山中でも選手へのサポートが手厚く、初心者でも安全・快適に山を走れること。最初は距離も短くして、山を走るためにレースを上手に利用してみるのもよいですね。しかし、山での行動は自己責任です。しっかりとした装備の準備を心がけましょう。山によっては女性がひとりだけで行くのは危険です。トイレの場所の確認などもお忘れなく。山では、何でもできる街中と違う「自然」に対して、あらゆる警戒を怠らず慎重に。自分の体力にあわせて、安全に楽しんでください。
篠栗町森林セラピー基地HP
http://www.sasaguri-therapy.jp/
石川弘樹さん/
平尾台トレイルランニングレースをプロデュースする、日本のトレイルランニングの第一人者。海外のレースを転戦する一方で、国内でのトレイルランニング普及に力を注ぐ。
│体験者に聞く│
トレランってココがイイ
崖のような岩壁など、様々な冒険が衝撃的!
私がトレランに初挑戦したのは平尾台のショートコース。平地のマラソンと比べて予想以上にきつかったものの、岩場あり山あり、飽きのこない冒険にすっかり魅せられました。トレランを初めて4年ほど経ちますが、今では生活の一部です。ストレッチと筋トレを中心に練習を重ね、足の筋力UPとともに全国大会での成績もぐぐっとUP。登りのスピードが俄然速くなりました! 今からトレランをはじめる人は、登山者とすれ違うときはスピードをゆるめる、コース外を走って希少植物を踏んでしまう危険は冒さないなど、マナーの基本は事前チェックが◎です。身軽で機能的な「ウェア選び」も楽しみの1つですよ。


