こんにちは、読者ライターのリルです。
福岡県立美術館へ「色彩の奇跡 印象派展」を見に行ってきました。

涼やかな館内・・・初夏の美術館ってそんなところもステキですね。

セザンヌ、モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーギャン、マティスなどの画も、今の季節を感じさてくれる爽やかなものがいくつもありました。
そんな画を眺め、展示案内を読んでいてようやく、「印象派ってそういうことだったんだ!!」と知ったのです。
それまでの絵画は神話や聖書など歴史をモチーフとしていたり、風景もデッサンこそ外ですることはあっても、主に屋内できっちりと描き込むものでした。しかしセザンヌたちは、屋外へ出て、自然の風景を描ききった。

風景そのものよりも、刻々と変わる「大気」のようすや、「光」を描こうとした。

当時の画壇では当初酷評されたそうですが、こうして現世に残っていて、世界で愛されているのは人が日常的に太陽のもと、四季のなかで見ている自然に通じるところがあるからなのかなぁと納得したのです。
さらに、印象派も後期となると・・・

このように点描で色彩を描くような画に。これって何かに似ていませんか??
そう「デジタル画像」に!!
そのころの世にテレビはなかったでしょうが、人が画や色や光をとらえようと追求した結果、画家も、テレビの発明者も、同じ原理に辿りついたのかもしれませんね~
芸術から科学に思いを馳せることもできる?
印象派の絵画を観る機会があればぜひ行ってみてくださいね。