インタビュー

吉田 一直さん/斬新なアイデアをカタチに!面白い仕事をコラボで生み出す

斬新なアイデアをカタチに!面白い仕事をコラボで生み出す

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吉田 一直さんへ3つの質問

Q.座右の銘は?

A.常識にとらわれない。

Q.この職業ならではの癖は?

A.スーパーや百貨店、コンビニに入ると、必ず調味料コーナーを見る。どの商品に目がいくか、陳列やデザインなどを観察してしまいますね。

Q.休みの日は何してる?

A.最近は、カブトムシの飼育と七輪バーベキューにハマっています。

一昨年の創業以来、斬新なアイデアで数々のヒット商品を生み出してきた吉田一直さん。生産者、企業、病院、学校などと連携し、ユニークなプロジェクトを具現化している。「悩むくらいなら、やったほうが早い。企画を思いつくと、まず電話をして協力してほしい人に会いに行きます」。

幼い頃から好きなことには熱中するタイプで、パソコンやゲーム、パンづくりなど様々なものにハマった。会社員時代も“0から1”の仕事が好きで、新規事業立ち上げやシステム構築には特に力を注いだ。部長と室長を兼ねていた30歳頃、内部の評価ばかり気にする会社の雰囲気に嫌気が差し、「このままここに居ても意味がない」と思うようになった。
社長に経営改革を提案し共感は得られたが、社員の意識を変えるのは難しく、自ら辞める道を選んだ。

吉田さんの企業理念は「面白いプロジェクトを一緒に考え実行して具現化する会社」。コラボレーションすることによる発見、新しい創造と驚きをコンセプトにしている。創業時は「会社を知ってもらうために面白いことをしないといけない」と思い、誰もが知っている「醤油」と「プリン」に着目。
地元の老舗醤油メーカーに話を持ち掛け、かけるとウニの味がする「プリン専用醤油」を開発した。これが予想以上に反響を呼び、調味料ビジネスに発展した。

数々のコラボは、信頼関係のもと成り立っている。吉田さんは事業パートナーに負担をかける取引はしない。卸売業の経験を活かし、メーカー側が在庫を抱えない流通システムを構築していく。サイト作成や動画、プレスリリースなどのプロモーションは自分が担当する。
「ウィンウィンの関係、きれいなビジネスを大事にしています。ワクワクした感覚で、常に新しいものを生み出していきたいですね」。

現在は、海外の優秀な人材を日本で雇用する就労サポート、ITを使ったカブトムシの量産システムにも取り組む。全国各地のビジネスパートナーと連携し、「1週間先は違うプロジェクトに関わっている」スピード感あふれる毎日を送っている。
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『オムロン(株)』の画像センシング技術の開発パートナーでもあり、IoTを活用した装置を北九州工業高等専門学校と共同開発。

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『小倉記念病院』と『ごとう醤油』が共同開発した「100年ごはん調味料3本セット」のプロデュースを担当している。

『YK STORES株式会社』代表取締役
吉田 一直さん

1982年北九州市生まれ。15年間DVD等の卸売会社に勤務し、2015年4月『YK STORES株式会社』を創業。プリン専用醤油やかき氷専用醤油など画期的な商品を開発し、多くのメディアに取り上げられる。ユニークな発想や本格的な技術を活用した商品など、IT、IoT、食など幅広い分野でビジネスを展開。ニューサウスウェールズ大学(豪州)のスタートアップ事業にも関わり、海外から日本進出を目指している起業家の支援も行っている。

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