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“唯一無二”がざくざく。熊本県天草の旅~vol.1~

 

撮影/下村優貴氏撮影/下村優貴氏

熊本県天草市へ、アヴァンティスタッフ・鈴が行ってきました!その様子をレポートしますので、みなさんの旅の参考にどうぞ。

鹿児島在住の私は、陸路で天草へ。熊本駅前から天草までは、快速バスで約2時間です。熊本市街の様子や、いくつもの橋を渡って天草へ向かう車窓からの眺めはなかなかいいもの。途中、柑橘類が有名な天草ならではというのか、あちこちの民家にオレンジ色の実がなっているのも見えましたよ。天草の本渡というところでバスを降り、まずはイルカウォッチングへ。

天草市内の移動は、2018年3月25日まで超格安で借りられる電気自動車レンタカーや、熊本駅前からの快速バスにも使える「あまくさ乗り放題きっぷ(2日間4,200円・3日間5,300円)」がおすすめです。

★3月30日まで 苓北町の富岡港で借りられます
http://www.pref.kumamoto.jp/amakusa/kiji_20164.html

★3月25日まで 牛深、﨑津、富岡(乗り捨てのみ)で借りられます
http://www.t-island.jp/p/event/detail/1667

想像以上にエキサイティング!天草のイルカウォッチング

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IMG_0203イルカウォッチングができる港に到着し、まず驚いたのは乗る船が漁船だったこと。てっきり観光クルーズ船かと思っていたので、エキサイティングな体験にワクワクする気持ちが高まります。(団体客用にクルーズ船もあります)もちろん、船を操るのも地元漁師さんたちです。船頭である漁師さんたちは、毎日イルカのいる場所を互いに無線で連絡しあうそうで、イルカに遭遇できる確率はなんと99%なのだとか。この日は、さらにイルカたちが港近くまで来ていたようで、出港して5分ほどでイルカの群れに出逢えました!IMG_0201

ここで見ることができるのは、ミナミハンドウイルカと呼ばれる野生のイルカ。天草五和町の沖合には約300頭ものミナミハンドウイルカが生息しているそうで、実際、数えきれないほどのイルカたちが船の周りをぐるぐる回遊する光景は圧巻!漁船に寄り添うように泳ぐイルカの中には、親子の姿も。ときどきジャンプしたりもして、海でのびのびと泳ぐ様子はなんとも気持ちよさそうでした。

私が行ったのは12月中旬で結構寒かったのですが、潮風を浴びながらの体験はダイナミックでよかったですよ。船頭さんお手製の風除けや、軍手を貸し出してくれたり心遣いもうれしいです。春先から夏にかけてはさらに気持ちいいでしょうね。[/su_column]

イルカウォッチング+食事で割引価格に
IMG_0212港近くにある食事処『海鮮蔵』で、海の幸を楽しめる食事とセットでWEB予約すると、イルカウォッチング(通常2,500円)+てんこ盛り海鮮丼(通常1,620円)=3,500円とお得な料金になります。多彩な食事メニューと組み合わせることができるので、ホームページでチェック!

 

 

 

思わず夢中になる絵付け体験「内田皿山焼」

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次に訪れたのは、『内田皿山焼』の窯元。私も旅して初めて知りましたが、全国陶石生産量の約8割を占める「天草陶石」というものがあるんですね。有田焼や波佐見焼など、名だたる焼物の原料として使われているので、実はあなたも知らないうちに接しているかもしれません。粘土を混ぜることなくそのままで焼き物にできるうえ、焼き上がりは硬く、濁りのない美しい白色が特徴で、平賀源内も「天下無双の上品」と絶賛したとか。

IMG_0234ギャラリーには形や色あいも様々な作家さんたちの陶磁器が並び、買い物熱に火がつきます。隅には、手のひらサイズの可愛らしいカップでコーヒーを飲むこともでき、その使い心地を体感できます。

 

 

 

 

IMG_0235ここでは陶芸体験もできますが、おすすめは絵付け。サイズも用途も様々なお皿やカップまで、多彩な中から絵付けしたいものを選び、4色の塗料を使って思い思いに描いていきます。これが案外、難しいんです。筆の運びが紙に描くようにうまくいかないので、初心者さんは大柄な図柄の方が描きやすいかも。描くものによって個性が出るのも、見ていて楽しいですよ。

 

 

また、工房にはあちこちにタコ壷が山と積まれていたのですが、なんとタコ壷生産量日本一なんですって!タコ壷は産卵用として海に沈めるものと、釉薬を塗ってより強度を増した捕獲用のものと2種類ありますが、産卵用は5、6kgのものが1つ500~600円という安さ。その土も、近くの田んぼの下層にある志岐粘土とよばれるものを使用しているのだとか。「土があるからこそ成り立つ」という窯元2代目・木山健太郎さんの言葉に納得です。

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「水はけが悪い粘土質の畑を何とかしたい」農家さんと、粘土が必要な窯元さんで、お互いの課題を解決し合えて、win-winの関係が築けるという話も興味深かったです。

内田皿山焼
TEL/0969-35-0222
住/熊本県天草郡苓北町内田554-1
営/8:00~17:00(土・日曜、祝日は9:30~)

天草の歴史と魅どころを知る「富岡城」

天草といえば、キリシタンの歴史を思い浮かべる人は多いでしょう。よく知られる「天草・島原の乱」で、幕府方の拠点として一揆軍との戦いの舞台ともなった富岡城。ここには「苓北町歴史資料館」と「熊本県富岡ビジターセンター」があり、天草の歴史や魅どころを知ることができます。

富岡城からの眺め富岡城からの眺め

私たちは地元住民のボランティアガイドの方に案内いただきました。石垣に残る生々しい戦いの跡などお城の見所はもちろん、お城から見渡せる景色を見ながら、意外にも歴史の長いれいほくレタス栽培などの産業や暮らしについても聞くことができました。やはり、そこに暮らす人に案内してもらうのは、ディープな情報を知ることができていいですね。案内コースは3つあり、5人までのグループなら500円で利用できます。5日前までの予約が必要なので、旅の日程が決まっていれば、ぜひ予約してみてください。

苓北観光ふれあいガイド協会
TEL/0969-35-1111(苓北町商工観光課)

天草の旅~パート2~はコチラから!

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