自分の年収に 満足していない人は 6割以上~フクオカ働く女性白書vol.10「女性のお金事情」

あなたは自分の年収に満足していますか?
フクオカの働く女性の6割以上が自分の年収に不満を持っていることが、今回のアヴァンティ「働く女性研究所」の調査によって明らかになった。

「あなたの年収に満足していますか?」という問いに対し、「不満足」36・7%「やや不満足」31・9%と回答した[表1]。
回答者全体の年収[表2]を分析すると、46・9%が「200〜400万円」、つまり約半数がここに該当する。一方で、200万円未満が3割。年収の高いグループとして、500万円以上も1割(11・6%)、さらに700万円以上も1・5%いる。
約半数を占める会社員のみの年収を取り出してみると、1位「250〜300万円未満」23・6%、2位「350〜400万円未満」14・2%、3位「200〜250万円未満」13・2%。会社員の約6割(62・3%)が、200〜400万円未満という結果になった。
「投資信託」や「株式投資」にも興味あり

「将来のために、貯蓄や投資をしていますか?」という質問に対し、「銀行預金・貯金」は77・8% [表3]。次いで、「投資信託」が30・0%、「投資型の生命保険」16・4%、「株式投資」15・5%となった。
「特にしていない」は15・5%だったが、「投資信託」や「株式投資」「不動産投資」に興味はあると回答した。
約5割の人たちが500万円以上貯めている
では、ズバリ貯蓄額は?

100〜300万円未満」が19・3%、と最も高かったが、全体で5割以上(45・4%)の人が500万円近く貯蓄をしている[表4]。しかも、20人に1人は、3000万円以上だ!!
これを世帯別で見ると、「未婚」の貯蓄額は「300〜500万円未満」(25・3%)。「既婚」の場合、「1000〜2000万円未満」(20・4%)が最も高い。

共働き世帯の貯蓄額はさすがに大きい。
貯蓄の目的については、「将来のため」が90・3%でトップ。次いで、「いざというときのため」52・6%と、漠然と将来のために貯蓄する人が圧倒的に多い。しかし、「旅行」21・7%、「子どもの教育資金」14・9%、「趣味」11・4%など、目的を持って堅実に貯蓄している人もいる。[表5]。

家計の管理は妻4人に1が100万円以上のへそくり
既婚者に対しては、夫婦の家計の管理方法と、へそくりについて質問した。
夫婦の家計の管理方法については、54・1%、半数以上が「妻が管理」している。「共同で管理」は31・6%、「夫が管理」は10・2%だった。一昔前の日本は、「給料袋をあけもせず妻に渡す」のが男の甲斐性?だった。が、共働きが増えるにつれ、お金の面でも共同管理が増えてきたようだ。

また、「へそくりをしていますか?」という問いに対しては、4割が「していない」と答えた。へそくりをしている人の金額は「500万円以上」(12・2%)が最も多かった。
アヴァンティ読者は、家計もへそくりもしっかり管理しているようですね!
アヴァンティ働く女性研究所メンバー2300人にメールで呼びかけ、回答を得た。
回答期間は、2018年9月20日から10月10日。◆年代 20代:4%、30代:32%、40代:41%、50代以上:23%◆職業 会社員:51%、公務員:6%、自営業・フリーランス:1%、経営者:1%、派遣・契約社員:15%、パート・アルバイト:16%、無職:2%、その他:2%、◆未既婚 未婚:42%、既婚:48%、経験あり未婚:10% ◆暮らし方 1人暮らし:26%、家族(親族)と同居:41%、家族(婚族)と同居:29%、恋人もしくは友人と同居:2%、その他:2%

「avanti 働く女性研究所」では、福岡の働く女性の「いま」をリサーチしています。
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