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一筋縄ではいかない迷宮を楽しんでもらいたい
「わたしの黒い電話」作・演出/泊篤志さんインタビュー

12/14(金)北九州で幕開き! 飛ぶ劇場『わたしの黒い電話』

昨年旗揚げ30年を迎えた劇団『飛ぶ劇場』が、2018年12月14日(金)~16日(日)に、記念すべき第40回目となる作品「わたしの黒い電話」を上演します!
公演に先駆け、作・演出の泊篤志さんにお話を伺いました。kuro_omote_0912

▲ 「わたしの黒い電話」公演の詳細はこちらから⇒ https://www.e-avanti.com/75619

稽古中の『飛ぶ劇場』に直撃! 作・演出/泊篤志さんインタビュー

IMG_9786▲画面右下、劇団稽古中の泊さん

昨年公演し、大絶賛を受けた「生態系カズクン」ですが、再演の手応えは感じましたか?

「生態系カズクン」は、二十年前に初演して、その後再演を重ね、台本もいくつものバージョンがある作品です。初演当初にあった、結婚式でドライアイスを使うシーンを無くしたり、昔はなかったスマホを使ったり、アイテムや設定を現代に合わせつつ、今回かなり手を入れました。でも、亡くなっていくことに対する人の思いだったり、普遍的な物語は、いつまでも古くならないんだなと客席に居て感じました。

本作品「わたしの黒い電話」に取り組まれたきっかけを教えてください。

10年前ほど前に突然母を亡くしたんですが、このことが自分の中では大きな出来事でした。その母から2度、夢で電話がかかってきたんです。取り立てて重要な話でもなく、「夢枕にたつ」みたいに伝えたいことがあったわけでもなく、不思議な電話でした。
自分のパートナーや家族、親しい人が亡くなることで、自分の生活が一変してしまう感覚は、誰にでもあると思います。母からかかってきた電話は、亡くなった人の想いなのか、残された人の想いが残っているのか…、それを物語の中で明らかにしたいと思ったのがこの作品を作るきっかけになりました。

生と死をテーマにした物語、生みの苦しみはありませんでしたか。

1年前、これを芝居にしようと決めたときには、どう芝居にしたらいいのか分からなくて、まっさらな状態でした。そこから、シェアハウス…電話、旅してる感じがいいかな、東北?みたいに一つひとつ積み上げてきた感じです。今、台本はほぼ完成しているんですが、劇団員には週1で数ページずつ渡しています。稽古しながら劇団員も「自分の役は、最終的に生きてるのか?死んでるのか?」ってハラハラしながら読み進めています。

構想はすでに決まっていますか?

1年間考え続けた作品ですが、昨夜、ラストシーンが降りてきたんですよ! あとは書くだけです。

泊さんの描く生と死をテーマにした物語、すごく楽しみです! 最後に、今回のいきごみを聞かせて下さい。

誰もが楽しめて、誰もが共感できるエンタテインメント性の高い作品になっていると思います。ただ、やはり『飛ぶ劇場』作品なので、一筋縄ではいかない「どうなってるんだこの物語は?」という迷宮を楽しんでもらいたいと思います。

[su_row][su_column size=”1/3″ center=”no” class=””]IMG_9784はじまりのワンシーンを見学。本番ではどんな小道具で、どんな衣装になるのか楽しみです。[/su_column] [su_column size=”1/3″ center=”no” class=””]IMG_9808稽古場は笑顔にあふれていて、和気藹々とした会話の中で芝居が仕上がっていきます。[/su_column][su_column size=”1/3″ center=”no” class=””]IMG_9814登場人物は全部で10人。繰り広げられる人間劇に期待が高まります![/su_column][/su_row]

[su_row][su_column size=”1/3″ center=”no” class=””]watashino_kuroidenwa01[/su_column] [su_column size=”2/3″ center=”no” class=””]飛ぶ劇場プロフィール
1987年、北九州の大学演劇OBにより結成。93年に現代表の泊篤志が東京からUターンし、作・演出として集団の方向性の舵取りを始める。北九州を本拠地に、全国で公演を行っている。何気ない日常から出発し、とんでもない非日常に観客を連れ去りたい…そんな作風を得意としている。
飛ぶ劇場ホームページはこちら [/su_column][/su_row]

飛ぶ劇場 vol.40『わたしの黒い電話』公演詳細はコチラ

[su_row][su_column size=”1/2″ center=”no” class=””]kuro_omote_0912[/su_column] [su_column size=”1/2″ center=”no” class=””]kuro_ura_0912[/su_column][/su_row]

作・演出

泊篤志

出演

内山ナオミ、木村健二、葉山太司、中川裕可里、脇内圭介、文目卓弥、角友里絵、佐藤恵美香、秋山実里
〈北九州公演のみ〉横佐古力彰
〈久留米公演のみ〉山口大器(劇団言魂)

日程

2018年12月14日(金)1900☆アフターイベント「”わたしの”クリスマスプレゼント」
2018年12月15日(土)1400/1800
2018年12月16日(日)14:00☆アフターイベント「”わたしの”クリスマスプレゼント」

☆アフターイベント…なんと、飛ぶ劇場メンバーが、一人1000円までを予算にプレゼントを用意してくれます。入場の際に抽選券をお受取りください。誰のプレゼントが当たるかは神のみぞ知る!あなたの想いは誰とつながる?

会場

枝光本町商店街アイアンシアター(北九州市八幡東区枝光本町8-26)

チケット好評発売中 日時指定・全席自由

一般前売り2,800
学生1,800
高校生以下1,000
*当日チケットは200円増

チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード:489-554
ローソンチケット http://l-tike.com(Lコード:83458

 

◆お問合せ◆
飛ぶ劇場
メール info@tobugeki.com
TEL 093-372-0299
TEL 080-3181-7559

飛ぶ劇場公式サイト▶ http://www.tobugeki.com/

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