2009年6月3日
4月頃から 体調がすぐれなかった原因がはっきりした日
既に スキルス胃がんが 肝臓と大腸にも浸潤していたところに
今度は 膀胱にも浸潤が見つかったのだ
医師より
「・・・・という事で、これからは悔いのない毎日を過ごしてください・・・」
と言われた (もっと衝撃的な言葉もいっぱい・・・)
私は また 命の期限を 再認識させられたのだ
でも その告知は 主治医からではなく
一度位しか 診察してもらった事のない医師で
私の大事な命なのに
なんだか その他大勢のひとつのような 軽い扱いをされた印象を受けた
私の命はひとつなのに ―――
面識も薄いし わたしの情報はPCカルテが主で
コミュニケーションもとれていないし
信頼関係もできていないからかもしれないけど・・・?
顔には出さなかったけど 彼の態度や言葉に拒否反応を起こした
そんな思いの中 「悔いのない毎日を過ごして」 と言われても
温かみを感じない言葉が 診察室を虚しく漂うだけで
不愉快な思いと 不安でいっぱいになった
私の心が見えないの・・・?!
私の顔も見ず 彼が淡々と打つ パソコンの音だけが耳についた
過去にもこんな医師に出会った事はなかった
だから こんな状況の免疫がない
本当に驚いた
大阪で発病した私
今まで医師と家族と二人三脚で 力を合わせてきた
そんな中 医師とは強い信頼関係を築き コミュニケーションもとれていた
だから辛い治療も納得して めげずに 前向きに受け 耐えられた
その結果 心も体も負けることなく 治療も奏功してきた
治療の奏功率に 患者と医師の信頼関係は大きく左右する!
そう確信する!
体験済だから
なによりも 同席していた母が すごくショックを受けてしまった
私はいい。。。 母を悲しませる行為は・・・許せなかった
続けて 今後の治療の話をされたが
これ以上話をしても 私自身 彼に対して心を閉ざしてしまって
良い結果は生まれないと思い
とりあえず 再度CTの検査をして 一ヶ月後に結論を出すことにした
今後の事は 次回ゆっくり 『主治医』 と話をしようと思った
信頼関係ができていない彼に
たとえそれが現実であっても
私の人生 決め付けられるのが嫌だった
でも 実はこの事で
私の 負けじ魂 に火がついた
またしっかりがんに対して
前よりもいっそう 闘う心が備わって 強い気持ちを持つことができた
彼の言動は 私を奮起させてくれたのだ
それを思うと
今は ある意味 彼には感謝しています・・・
☆いっこ☆