怪談をよく書く乙女ゲームのシナリオライター。
怪談では「福澤徹三選賞」「東北怪談同盟賞」を受賞、怪談文学賞では三度最終候補に残ったことが縁で、カドカワから電子書籍も発行している。
http://ameblo.jp/hinohino/

これまでの怪談掲載書籍

「てのひら怪談己丑」
「てのひら怪談辛卯」
「てのひら怪談壬辰」
「てのひら怪談癸巳」
「みちのく怪談コンテスト傑作選 2010」
「みちのく怪談コンテスト傑作選 2011」

記事一覧

お箱当番ー女の怪談 Vol.1ー 私の会社にはお茶くみ当番の他に、おかしな役回りがひとつある。 「はい。今週は佐々木さんが、お箱当番ね」 そう言って渡されたのは両手...
銀杏の匂いー女の怪談 Vol.2ー 天神の繁華街に銀杏が落ちる道がある。 季節になれば、そこは落ちた銀杏が人々の足の下で潰れ、擦り込まれ、何とも言えない匂いを絶ち上...
忌椅子ー女の怪談 Vol.3ーその会社の受付の一席は寿椅子と呼ばれていた。 「座るとめでたく妊娠して寿退社していくのよ」 パートを始めたばかりの鈴(すず)に女性社員...
傷口ー女の怪談 Vol.4ー 新しい包丁をおろして直ぐに、ほんのちょっとしたミスで咲は掌を刺してしまった。博多鋏も扱う店で買った抜群の切れ味のおかげで二針縫う傷口だ...
オフィスの怪 前篇ー女の怪談 Vol.5ー 咲のオフィスビルでは非常階段を使わないというルールがある。避難訓練のときでもエレベータを使うのだ。そのことの疑問を口にするとお向かいの...
オフィスの怪 後篇ー女の怪談 Vol.6ー「このオフィスビルがおかしいの?」 私の返しに沙織は驚いた顔をした。 「まさか気付いてなかったの?」 「おかしなことが多いとは思ってた...
編集部怪談1「落ちる」ー女の怪談 Vol.7ー佳奈の在籍する編集部は地元福岡では有名なフリーペーパーだ。 このたびリニューアル企画に伴い、怪談を紙面連載することになる。 その連載が始...
編集部怪談2「もうひとりいる」ー女の怪談 Vol.8ー今日から編集部には大学からのインターンさんが入ることになった。 佳奈は彼女の教育係になって、社内を案内し終わったところだ。 緊張にまだ頬...
編集部怪談3「うつる」ー女の怪談 Vol.9ー「同じ話を知ってるって、メールがきてますよ」 雪原さんに話しかけられ、次号のゲラチェックをしていた佳奈は顔をあげた。 オフィスにはまだ人...
編集部怪談4「災厄よけ」ー女の怪談 Vol.10ー「それでは次回作は、それでお願いします」 編集部の受付前の打ち合わせブースで佳奈は怪談連載しているライターさんに頭を下げた。 エレベータ...
編集部怪談5「お祓い」ー女の怪談 Vol.11ーいよいよまずいとなって、編集部でお祓いをしてもらうことにした。 むしろ今まで何故しなかったかと思うが、これを平常時バイアスと言うのだろう...
編集部怪談6「怒り稲荷」ー女の怪談 Vol.12ー怪異が続く編集部ではお祓いを決行することになる。やり方は実際、とても単純だった。人型に切った白い紙で自分の体を三回撫でる。それを3人でま...
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