「カプセルホテル」って、どんなイメージをお持ちですか?
おっさんっぽい。
古くさい。
安っぽい。
そんなイメージでしょうか。
実は僕も『宿泊するのに「カプセルホテル」って、なんかいやだな・・・』って思っていたんです。
そんななかで新しいコンセプトのデザインカプセルホテル「ナインアワーズ(9h)」に宿泊してみました。
実際に宿泊してみた感想としては「これはこれでアリだな・・・」です。
それでは実際にナインアワーズ赤坂に宿泊してみたお話です。
ナインアワーズ赤坂の概要
「シャワー(1h)」+「睡眠(7h)」+「身支度(1h)」というホテル滞在中の3つの基本行動を時間(9h)に置き換えたユニークな名前のデザインカプセルホテルチェーンが「ナインアワーズ」です。
今回、ナインアワーズとしては7店舗目となる「ナインアワーズ赤坂」に宿泊してみました。
ナインアワーズ、そのデザインと設計
ナインアワーズで特徴的なものはその「デザインと設計」です。
クリエイティブディレクション、プロダクトデザイン、カプセルのデザインはプロダクトデザイナーである柴田文江さん。
そして館内のサインやグラフィックはグラフィックデザイナーで空間デザイナーでもある廣村正彰さん。
建築は建築家である平田晃久さん。
カプセルを細胞や粘菌になぞらえ、その小さな粒子がさまざまな敷地や環境に入り込んでゆき、その街の特性と絡まり合う、そんなカプセルの変幻自在さを生物学的な視点で表現した、モダンな空間。
この「ナインアワーズ赤坂」は2018年5月オープンのホテル。
土地・建物の所有は南海電気鉄道株式会社。運営が株式会社ナインアワーズ。
[店舗概要]
所在地 東京都港区赤坂4-3-14
[東京メトロ千代田線赤坂駅より徒歩約4 分東京メトロ銀座線・丸の内線赤坂見附駅より徒歩約5 分]
営業時間 24 時間
休業日 年中無休
延床面積 999.21m2[約302.79 坪]
敷地面積 350.17m2[約105.92 坪]
規模 地下1階地上4階建
客室数 168 室[男性80 室 / 女性88 室]
所有 南海電気鉄道株式会社
運営 株式会社ナインアワーズ
URL https://ninehours.co.jp/akasaka/
[ナインアワーズ 会社概要]
会社名 株式会社ナインアワーズ
代表者 代表取締役ファウンダー 油井啓祐
代表取締役CEO 松井隆浩
本社所在地 東京都港区西新橋3-23-5 御成門郵船ビル11F
設立日 2013 年8 月
資本金 40,000,000 円
業務内容 「ナインアワーズ」および既存カプセルホテル等の運営・コンサルティング事業
URL https://ninehours.co.jp/
ナインアワーズ赤坂はどんなお客さんが多い??
ナインアワーズというホテル自体、オシャレなカプセルホテルというコンセプトだからでしょうか、若い女性が多いです。
カプセルのフロア構成で男女が出会うことはないんですが(男性フロアと女性フロアで分離しているため)、翌日朝にカフェでコーヒー飲んでいたので。
ナインアワーズ赤坂は東京都内での宿泊施設としてはかなり安い部類に入ります。
カプセルホテルですから。
それでいて、清潔感があってオシャレ。
そういうわけで若い女性に選ばれているのではないでしょうか。
では、男性はどうかと言いますと、外国人の方が多いですね。
外国人のなかでも、欧米系が過半数で、あとは韓国の方がいらっしゃったように感じます。
男性の場合はフロアが同じなので、出会うことも多いです。
想像以上に英語圏の外国人の方が多いですね。
それで、このナインアワーズ赤坂では比較的、日本人男性が少ないです。
外国人シェアが高く、日本人は少なめ。
そんな印象です。
あとはこのナインアワーズ赤坂、意外にグループ宿泊が多いです。
若い日本人女性グループでの宿泊。
男性外国人2人組での宿泊。
なかには4人家族での欧米系外国人の宿泊も見受けられました。
「カプセルホテルはちょっと・・・」と思ってた僕もアリかもと思った理由
最初にお話ししたように僕は今まで「カプセルホテルはちょっと・・・」と思っていたんですね。
それで実際に宿泊してみますと、「これはこれでアリかもしれないな」と考えるに至りました。
それは次のような理由からです。
ナインアワーズに泊まってアリだと思った理由
ナインアワーズというネーミングの由来でもありますが、「シャワー(1h)」+「睡眠(7h)」+「身支度(1h)」というホテル滞在中の3つの基本行動を時間(9h)に置き換えています。
この導線計画というか、一連の流れが非常にスムーズなので、アリだと思うようになりました。
まず、地下の男性用ロッカー・シャワーブースに行きます。
そこにはアメニティが置いてありまして、スリッパやバスタオル、ハンドタオル、歯ブラシ、館内着が提供されます。
これが結構、ありがたい。
宿泊に必要なものが一通り提供されるわけです。
ホテルでも歯ブラシがないところもありますので、それは満足。
館内着をシャワーブースに持ち込んで、シャワーを浴びて着替える。
パジャマなどがないホテルもありますから、これもありがたい。
あとは歯を磨いたりして、寝るだけ。
そして、朝は起きて、ロッカーに行って着替えてチェックアウト。
シンプルかつ、スムーズ。
かなりストレスなく、宿泊できます。
カプセルホテルなどの格安宿泊施設の場合、「あれがない」「これがない」「あれが不便」みたいなことがあるのですが、ナインアワーズ赤坂に至っては、ほぼそれはないです。
スムーズでストレスのない宿泊体験ができるからこそ、カプセルホテルであっても、ナインアワーズであれば「アリ」だと思うわけです。
個人的に感じたデメリット
ただ、そうは言っても、いくつか個人的に感じたデメリットはあります。
大きく2つ。
ひとつめは「洗濯できない」ということです。
コインランドリーがあるわけではないですし、バスルームで洗濯できるわけではないです。
ですから、洗濯できないことになり、ひいては連泊して滞在は厳しいです。
日中に時間をつくって、どこか別の場所にあるコインランドリーに行けばいいのですが、意外にそれもおっくうですから、これはちょっとデメリット。
もうひとつは「カプセルの音」です。
寝るスペースであるカプセル内の入り口はロールスクリーンで閉じるだけ。
布一枚が垂れているだけなので、音漏れがします。
ですので、耳栓は必須。
出入りしたり、いびきだったり、色々な音がリアルに聞こえます。
耳栓だけはご注意を。
というわけで、洗濯できないというハードルがありますので、なかなか連泊と考えると、個人的には難しいです。
ただ、1泊だけなら、大いにアリですね。
日中はアクティビティ全開で、夜は寝るだけというスタイルであれば、なおさらメリットは大きいです。
ナインアワーズ赤坂の部屋
ナインアワーズ独特の丸みを帯びたデザイン性の高い形状。
基本は寝るだけというシンプルな空間。
スイッチ、コンセント類は「照明明るさコントローラー」、「USBコネクタ」「コンセント」の3つだけ。
常時、空調の音がじんわりするので、やはり耳栓は必須かと。
サイズ感としては178cmで体格の大きな僕でも十分かな、と思うくらいの空間で、サイズ感としても十分満足できるレベルです。
wifi環境はどうか?
実際にナインアワーズ赤坂のwifiを使ってみて、どうだったかと申しますと、スピードもかなり速く、いいですね。
ストレスを感じることもなく、wifiスピードも速い。
今時のデザインホテルなので、そういうIT部分については気をつけていらっしゃるのだな、と感じます。
wifiスピードで不満を感じられることはないのではないでしょうか。
アクセス集中する時間帯は別として。
ナインアワーズ赤坂のバスルーム
バスルームは共用シャワーブースになります。
シャワーブースの数は多く、十分な数があります。
僕は遅かったこともあって、あまり人はいませんでした。
ナインアワーズ赤坂の価格
8月に入った東京なので、夏休み期間、夏期休暇期間ということもあって、どこのホテルもそれなりにお高めの価格設定。
そんななかでこのナインアワーズ赤坂の価格はいくらかと申しますと・・・
2,776円(税込)になります。
・・・安い。。。
グリッチ・コーヒーブリュード(コーヒースタンド)も併設
このナインアワーズ赤坂にはコーヒースタンドが併設されています。
「グリッチ・コーヒーブリュード(Glitch Coffee Brewd)」です。
自家焙煎豆をハンドドリップだけで提供するドリップスタンド。
実際に飲んでみました。
僕が飲んだのは「Ethiopia(エチオピア)」500円。
基本的にコーヒーは500円の価格設定みたいです。
かなり酸味の強いフレーバー。
豆を深く煎っていないので、苦みはほとんどなく、あっさりとしたフルーティな味わい。
いわゆるコーヒーっぽくはないですね。
ナインアワーズ赤坂へのアクセス
ナインアワーズ赤坂の詳細情報
住所:東京都港区赤坂4-3-14
東京メトロ千代田線赤坂駅より徒歩約4分
東京メトロ銀座線・丸の内線赤坂見附駅より徒歩約5分
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