グランドスタッフから、不動産会社を経て、経理の道へ。
世の中の動きと、今後の働き方について立ち止まって考え、『次』のキャリアを意識した。
活気溢れる福岡市の中心で経理として仕事をこなす山部未央さんのキャリアには、ストーリーがある。山部さんのキャリアは、グランドスタッフから始まった。
高校の修学旅行でシンガポールとマレーシアに行き、空港で感じた何とも言えないワクワク感が夢の源泉となった。
グランドスタッフの仕事にやり甲斐を感じていたが、業界を取り巻く環境が徐々に厳しくなった。
新型インフルエンザの流行と、リーマンショックによる影響だ。
急激に便数が減り、更に不規則な働き方への疲労も溜まっていた。
世の中の動きや働き方を意識してキャリアを築かなければならない、と思った。
そこで、不動産業を営んでいた祖父の影響もあり、世の中の動きを読みながら自らの提案で勝負ができ、規則的な働き方ができる不動産業へ転身した。当初は車の免許も宅建も取得していなかったが、新たな挑戦に向けて努力を惜しまなかった。
一つクリアーするごとに任される仕事の幅も広がり、楽しかった。この気持ちは、仕事の全体像が分かってくると、経営に携わりたいという思いに変化した。
しかし、経営に携わる上で新たな壁を感じた。
学歴と、経営に対する知識/実践的な訓練不足だった。
そんな時に、車内広告でグロービス経営大学院福岡校の存在を知った。
すぐに体験クラスに行き、大学を卒業していなくとも働きながら大学院に進学できるという事実を知り、大学院の入学を決意した。
大学院では、様々な職種と立場の受講生と切磋琢磨する刺激的かつ緊張感がある環境で経営に対する見識を深めていた。
1回1回の授業を通じて、経営に携わるために必要なスキルや経験は何か、常に問いただしていた。そして、会計スキルの習得、という答えが出た。
財務諸表を人体に例えるならば、伝票は細胞である。
目の前の仕事が経営管理にどのように繋がっているかが分かると、見える世界が広がり、おもしろい。
思い立ったらすぐに何が必要かを洗い出す山部さん。
経理といっても、今後はAIなどに代替されるとも言われている。
経営管理のプロとして経営に携わるためにはどのような経験が武器になるか、考えた。
そして、複数の事業部を持ち、連結決算などの幅広い実務経験が積める会社に転職。伝票処理という一見ルーティーンワークのように見える仕事でも、山部さんは伝票を財務諸表の細胞にたとえ、経営管理にどのように繋がっているのかを理解した上で、目の前の業務に対する改善点はないかを意識しながら取り組んでいる。これが、大学院での学びを実践することの面白さだ。
意志思決定とは、行動を起こすこと。これを繰り返していくことが、自信につながる。
山部さんの大きな目標は、最高財務責任者(CFO)として経営に関わることだ。
ゴールを達成するために、何が必要なのかを洗い出し、必要なものを得るために意思決定をして、行動する。このサイクルを社会人になってから山部さんはずっと回してきた。なんとなくの選択はない。そして、これからも立ち止まらずに進み続ける。
そんな山部さんは、女性にエールを送る。
『ポジティブかつ、アクティブでいましょう!物事をポジティブに見ることは、未来への視界を広げる原動力です。』
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