[本の読み方を参考にしよう2]歌人に聞く、感性を刺激する本

長く福岡に住んでいたので、たくさんの出会いがありました。福岡の女性はみなさん元気でセンスが良くて素敵な方ばかり。そんな人たちに紹介したいのは、私が大好きな随筆です。100歳を超える書家・美術家である篠田桃紅さんの「桃紅―私というひとり」や、人間国宝の染織作家・志村ふくみさんの「一色一生」。また、日本の伝統色を、色名にまつわる逸話や歌、物語にも触れながら解説した吉岡幸雄さんの「日本の色辞典」も素晴らしいです。作家の感性、暮らしぶり、想いに触れて刺激をもらえます。

今は、古本市が盛んな京都に住み、ふと見つけた本とのめぐり合いも楽しんでいます。最近は宗左近さんの「美のなかの美」を、とっても手ごろな価格で手にいれました。評論家から見た美の世界もまた興味深いものですよ。

書家、五行歌 歌人 │ 一川(いっせん)さん
20年福岡市内に住み、風雅亭や国内各地で展覧会開催多数。ドイツ、オーストリア、スペインなど海外でも活動。現在は京都在住。著書に五行歌集「透理」がある。https://www.facebook.com/issen.nishigaki

written by 編集部