テーマに沿った物語とカクテルを愉しむ
[北九州・黒崎]
朗読BAR byブックビュッフェ実行委員会
2カ月に1度開催される『朗読BAR』では、2時間の中で数回の朗読タイムがあり、話とお酒がこころに滑り落ちる贅沢なひとときを堪能できる。
「一緒に息をのみ、笑いあう。体験を共有する一体感が朗読の醍醐味です」と語るのはイベント運営に携わる福岡佐知子さん。本を介せば年齢・性別・職種を超えて話が盛り上がるという。昨年、八幡西図書館と黒崎の街を本で結ぶ「ブックビュッフェ」プロジェクトの一環で実施された『朗読BAR』を、その後も継続。8月のイベントで既に8回目となった。
商店街で3代商売を続けてきた地元住人が営むBARがイベントの会場。BAR経営は11年目だ。地元のもの、季節のものを中心につくられるカクテルを提供。落ち着く店内には一人参加の女性もちらほら。イベント後も通う客が出てきたという。運営側の狙いは、街と人がつながり地域が元気になる場所をつくること。BARで楽しむ本のイベントは、地元へのあたたかい想いがこもった手作り感も魅力だ。
8月のイベントのテーマは“泡”。夏目漱石「吾輩は猫である」の一節などが朗読された。読み手は、直方市立図書館館長であり、語り・朗読「宙(そら)のサカナ」代表でもある野口和夫さんほか。22ページにある野口さんのおすすめ本もチェックして。
当日はアヴァンティ編集部のほかにも新聞社の取材・撮影が。一度聞くとハマる人の多いユニークなイベントで注目度の高さがうかがえた。
カウンターでは、テーマの“泡”にちなんで用意された、様々な「あわ立つカクテル」のオーダーが相次いだ。
『朗読BAR』in BAR22nd
[adress]北九州市八幡西区熊手1-1-30(黒崎駅徒歩5分)
[tel]093-631-5700
次回開催/10月14日(水)20:00~22:00 10月のテーマは“赤”
[福岡・天神北]
書店『書斎りーぶる』でお酒を飲みながら本選び
本屋さん『書斎りーぶる』で一杯飲みながら酒と本に酔うという今年3月にスタートした角打ち常設スペース「角打ちりーぶる」。
ワンコイン晩酌セットなどのお酒はもちろん、美味しいドリップコーヒーも準備。読んでから飲むか、飲んでから読むか、飲みながら読むか、悩ましく楽しいひとときを過ごせる。
【角打ちりーぶる】
月~土曜 11:30~20:00 ※水曜、日曜は休み
【書斎りーぶる】
[adress]福岡市中央区天神4-1-18 サンビル1F
[tel]092-713-1001
[書店の営業時間]平日8:00~20:00、土曜10:00~20:00、日祝10:00~18:00書店では、隔月で「天神ぷち読書会」も開催中。角打ちスペースや読書会の詳細は、書店HPをチェック。http://shosai-livre.com/
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