働く女性研究所

中 陽子さん/転勤族・子育て中でも仕事を続けたいから。 自分のスキルを活かす場は、自分で創る!

中 陽子さん
コミュニケーションプランニング BringoPR(広報)プランナー
大分県出身。地場企業の広報課で7年間勤務後、結婚後は夫の転勤にあわせて転職して仕事を続け、市のNPO・ボランティア支援施設の広報担当兼事務局長、人材育成会社の営業企画・広報業務など様々な業務に従事。そのうち2年間はテレワークを経験。2013年に出産を機に退職後、育児中にPRプランナーの資格を取得し、2014年12月に開業。

転勤族・子育て中でも仕事を続けたいから。
自分のスキルを活かす場は、自分で創る!

「PR(広報)プランナー」としてフリーランスで働く中さん。フリーランスといえばデザイナーなど特殊なスキルを持つ人の働き方というイメージが強いが、彼女は会社員時代のスキルと経験を活かし、文系総合職である 〝広報〞 を仕事としている。「場所や時間にとらわれない働き方がしたかったんです」という彼女に、開業に至るまでの話を聞いた。

中さんは転勤族の妻。夫が転勤するたび、転職やテレワークで正社員として仕事を続けてきたが、妊娠を機に仕事中心の生活を見直し、次の10年の生き方を考えたいと退職。その後、産後1年をめどにまた働くことを目標にPRプランナーの資格を取得。自身のこれからの働き方を模索して見えた答えは、転勤しても長く働き続けたい、子どもとの時間を大切にしたい、広報の仕事がしたいという3つの軸だった。

しかし、その3つを叶えられるどころか、そもそも40代で転勤族、子育て中で再就職は厳しいという現実に直面。いよいよキャリアが途絶えるのかと悩んだが「3つの希望が叶うならチャレンジする価値はある。だったら自分でやってみよう!」と一念発起。認可保育園の申込み締切直前に開業届を出し、フリーランスの道を選んだ。

転勤族で、子どもがいる。そんな制約があっても 〝自分らしく働きたい〞 という想いと向き合い、新たな一歩を踏み出した中さん。IT機器を駆使して、どこでも、誰とでも働くという柔軟さが彼女の強み。一歩先行く彼女のワークスタイルは、これからの働くママの働き方の多様性を示してくれている。

夫婦間での協力ポイント・・・カレンダーで予定共有!
夫婦お互いの仕事やプライベートの予定をすべてカレンダーに書いて共有。子育てをカバーし合うのに役立っています。予定をもとに何でも情報共有を心がけています。

働くママへの一問一答!

Q. 子育てで大切にしていることは?
「ごはんを楽しく美味しく食べること」です。手の込んだ料理ではないけれど、栄養あるものを楽しみながら食べる、そしてできれば家族揃って、決まった時間に食事ができるように心がけています。1歳にしてすでに食欲旺盛な娘なので「家でのごはんが楽しみで仕方ない!」と思ってくれるといいなと思っています。

Q.夫との家事・育児分担はどうしている?
夫は平日21時帰宅なので、できるだけ家事は朝、夫と一緒に行います。朝食準備や洗濯、お風呂掃除など、子どもをみながら二人で協力すると、とても効率がいいです。また、休日に仕事が入るときは、子どもの世話は夫にお任せ。快く送り出してくれます。

Q.育児中にスキルアップや勉強時間をとるコツは?
子どものお昼寝中や夜間など、育児中は1日単位でみると自分だけの時間はごくわずかなので、1日何時間! とか厳密に予定を立てると辛くなります。なので私は1カ月ごとの目標を立てて、その期間内で帳尻を合わせるイメージで勉強していました。今日できなくても明日やろうって思うと気持ちも楽ですよ。

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