明日、がんにならないために
今、がんは早期発見なら治る可能性が高いといわれる時代。もしかかっても早く対策できるよう、なるべく早く見つけるのがカギ。特に女性に多い乳がんの専門医に、予防の心構えを聞きました。
独立行政法人国立病院機構 九州がんセンター 徳永えり子先生
医学博士。専門は乳癌、乳腺疾患。九州大学医学部卒業後、九州大学消化器・総合外科特任講師などを経て、2015年4月より現職。「NPO法人ハッピーマンマ」理事として乳がん早期発見のための啓発と乳がん患者のための家族のケアとサポートの充実のための活動も積極的に行っている。
がんから命を守るのは自分次第。自分の体の不調を後回しにしないで。
早期発見できれば、がんは治る可能性が高まってきています。特に乳がんの場合は、早期発見なら約9割が治癒します。早い段階で見つけることができれば、自分の命を守ることができるのです。
しかし、仕事や子育て、介護など、忙しい日々を送る女性の皆さんは特に、自分の体のことは後回し、という方もとても多いですね。乳がんに関していえば、定期検診はもちろん大切なのですが、働き盛りの20~30代の方にオススメしたいのが、まずは自分のおっぱいの健康な状態を日頃から知っておく、ということ。定期的におっぱいに触ることが、がんの早期発見の第一歩になります。それを習慣にすれば「いつもと何か違うな」と、自分で体の異常に気づくことができます。
ただ、「何かおかしいな」と自覚があるのに「この程度なら大丈夫」と専門医の受診をしないのは厳禁です。自己判断で異常を放ってしまったがために取り返しのつかないことにもなりかねません。まずは自分の体のことを放っておかないという意識と、ちょっとした不調やサインにも敏感になり、「何か違うな」という違和感をそのままにしない、という心がけが肝心です。病院の受診や検診をおっくうがらずに、自分の命は自分が守る、という意識を高めましょう。



