キラキラの衣裳・かんざし・イケメン…初心者必見!歌舞伎の楽しみ方
有馬さん(右)
佐世保生まれ福岡市城南区育ち。天神で創業40年の経営コンサルタント会社に30年永年勤務中。お酒や美味しいものとともに友人との会話を楽しむ日々を過ごす。聞き手に回ることが多く、それが、多くの人の生き方や人生観を聞く機会となり、人生に大きな影響を与えている。歌舞伎ファン歴は10年以上。博多座には毎年2月と6月、昼の部・夜の部両方観に行く。
松元さん(左)
約半年前に中央区薬院に引っ越し、自宅でエステサロンを開業。リンパエステを多くの方に知ってもらうため、日々活動中。毎月一度開催中のイベント「Hakataクラブる」を主催している。姉が歌舞伎好きで何度か誘われ、歌舞伎に興味はあるが、まだ一度も観たことがない。
初めて歌舞伎を観に行ったきっかけは?
Α:和文化が好きな友人に誘われて行きました。彼女は着物を着てきていましたね。わたしももともと着物が大好きなので、役者さんの衣裳を見たいなあと思って。歌舞伎は衣裳やかんざしなどの小道具が本当に綺麗なんです。
Μ:キラキラしたものは女性が観に行く大きなポイントになりそうですね。歌舞伎に興味はあるのですが、どこから入って良いか分からず、まだ観に行けていないんですよ。時々テレビで見かけることもありますが、年配の方しかいないイメージがあるので、わたしにはまだ早いかなあと。
Α:実は役者さんや楽器の奏者にも若い人がいるんです。笛の奏者がイケメンで、オペラグラスで表情まで見ています(笑)。お気に入りの奏者を探すのもひとつの楽しみ方です。
Μ:イケメン!? だんだん興味が湧いてきましたよ。でも、歌舞伎って話の内容が難しそうですよね。
Α:コミカルで笑える話も多いです。本物の水を使った滝など面白い演出もあります。前列の観客にはビニールシートが配られてしぶきを避けるのですが、それ、わたしもやってみたいんですよね(笑)。敷居が高く思われがちですが、あまり気を張らずに気軽に観に行けますよ。
Μ:芝居中に掛け声を言う人がいますよね? あの掛け声に意味はあるんですか?
Α:あれは、「大向こう」と言って役者さんの気持ちを盛り上げるために、彼らの屋号を言っているんですよ。
Μ:屋号を知っていたらもっと楽しめそうですね。物語を観るほかにも楽しみ方はありますか?
Α:ひとつは休憩中のお土産や食事です。歌舞伎は公演時間が長いので、何度か休憩があり、そこでお弁当を食べたりお土産を買ったりしています。ほかには、「船乗り込み」。歌舞伎独特の伝統行事で役者さんたちが船に乗ってご当地到着をお披露目するんです。多くの人が早くからスタンバイして見ています。
『六月博多座 大歌舞伎』船乗り込み
5月29日(月)13:00~
初心者が歌舞伎を楽しむためのアドバイスをください。
Α:何はともあれ、イヤホンガイド! 歌舞伎を楽しむ必須アイテムです。
Μ:イヤホンガイドって何?
Α:リアルタイムで言葉や場面の説明をしてくれます。休憩時間も役者さんの紹介をしてくれるのでずっと付けたままの人もいます。初心者でも、長年のファンでも、これのおかげで何倍も歌舞伎が楽しくなるんです。
Μ:普段歌舞伎の話を聞く機会がなかったので良い勉強になりました。
ありがとうございました。6月には、「六月博多座大歌舞伎」があるので、この機会にあなたも歌舞伎デビューしてみてはいかが?
六月博多座大歌舞伎
●日時 2017年6月2日(金)~26日(月) 昼の部11:00~/夜の部16:30~
●観劇料 A席18,000円、特B席15,000円、B席12,000円、C席5,000円(税込)
●問合せ 博多座電話予約センター(10:00~18:00)
●TEL 092-263-5555