Q.最近、先進医療が話題になっていますがどのくらいの方が受けているんでしょうか。気になっています。
27歳女性.会社員.じゅん
A.近年、先進医療が大変身近になってきています。
平成17年に3,082人だった患者数が
平成21年には20,013人と6倍以上に伸びています
(平成17年;H16.6.1~H17.5.31 平成21年;H20.7.1~H21.6.30 :以上厚生労働省HPより)

先進医療技術で抗ガン剤が効くか効かないかを事前に判定できるようになりました。
抗ガン剤の効果には大きな個人差があり効果の低い抗ガン剤は医療費の高騰だけでなく、
副作用によ って患者の心身を弱らせてしまう恐れも懸念されます。
その抗ガン剤がその患者に効果があるかどうかを事前に判定することが出来るようになっています。
抗悪性腫瘍剤感受性検査(HDRA法又はCD-DST法)
自らその検査すべてを実施できる保険医療機関は全国に20機関(*)。
また他の保健医療機関に対して検体の採取以外を委託して実施する保健医療機関は3機関(*)です。
(*)平成23年4月1日現在:厚生労働省ホームページより
先進医療と聞くと重粒子線治療のように大掛かりなものを想像しがちですがこの様な大きな役割の検査 もあります。
医療技術はめざましい勢いで進歩しています。最善の治療を受けたいものですね。
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先進医療の技術料が保障される医療保険がありますが、先進医療給付金を病院へ直接支払いが可能な保険とそうでない保険があり、保険金の支払われ方もさまざまです。先進医療が身近になることで保険選びも一層大切になりますね。